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「2025年7月5日、大災害の予言は本当か?真実と噂の裏側を徹底解説」

202575日、大災害の予言は本当か?真実と噂の裏側を徹底解説」

 

2025年7月5日に「大災害が起こる」という予言が、YouTubeやSNSで話題になっています。この噂の発端は、たつき諒氏の漫画『私が見た未来 完全版』。

 

同書は「東日本大震災を予言した」として注目を集め、スピリチュアル界隈から一般層まで広がりを見せています。しかし、この予言にはどこまで信憑性があるのでしょうか?

 

 

過去の「外れた予言」の数々

まず、これまでにも数多くの「災害予言」が流れてきましたが、そのほとんどが外れています。

 

  • 2015年:「5月に首都直下型地震」説
  • 2018年:「6月に南海トラフ地震」説
  • 2020年:「東京オリンピック中に大地震」説

 

これらの予言は、いずれも根拠がなく、結果として現実には起こりませんでした。

 

2025年4月12日前後の東京大地震の予言もあったようですが、これもハズレのようです。

 

 

202575日」の予言の出所は?

この予言の根拠とされる、たつき諒氏の『私が見た未来 完全版』は、2021年10月に出版されました。同書では、「2025年7月5日4時18分に南海トラフ地震を超える規模の大災害が発生する」とされています。さらに、「二匹の竜」がハワイ西側で発生し、それが日本とフィリピン間でぶつかり巨大津波になるという描写も含まれています。

 

 

また、「富士山噴火」や「青い彗星の落下」、「核ミサイル」(ちなみに核ミサイル存在しません)など、さまざまな要素が加えられていますが、これらはあくまで夢日記を基にした創作的な要素(面白くするための作り話)です。

 

 

大災害のほとんどは、実際は人災です。人工的なものであれば、権力者たち以外に日時の情報は漏れることはありません。

災害の月を予言する場合、単純な確率(例えば月であれば12分の1)で偶然一致する可能性があり、それだけでは予言としての信頼性を担保できません。

 

 

 

 

今回のように日時まで特定すると、的中する確率はもっと低下するでしょう(それでもあえて日時まで指定したのは、漫画を売りたいだけのような気がします)。

 

 

東日本大震災の「的中」の真相

1999年版『私が見た未来』には、「2011年3月に大災害」という表現があり、これが東日本大震災と一致したとされています。しかし、この記述は非常に曖昧で、具体的な日時や場所、災害の種類について明確ではありません。また、漫画内の描写と実際の震災被害には多くの違いがあります。

 

 

正確な日時まで特定できるというのは、覚醒時の認知がなせるものであり、夢の後解釈にすぎません。したがって、この著者が本当にそのような時間まで正確に覚えられるような夢を見たのかどうかは疑わしいとしか言いようがありません。

 

 

 

裁判の証言もそうですが、人間の記憶はその時の状態で操作されるものであって、かならずしも過去の事実そのままを覚えていることはありません。

 

夢の後解釈も同じで、覚醒したときにはすでに夢の内容は変化しているはずです。

 

予知的な夢だと感じた日付や時刻は、後から意識的・無意識的に補正されている可能性が高いということです。

 

 

「夢で見た通りになった」と感じる現象には記憶の歪み(記憶の再構築)によるもので、「確証バイアス」というバイアスが関与しています。

 

 

 

このため、「予言的中」とする主張には後付け解釈や偶然性が強く影響している可能性が高いのです。

 

 

便乗商法にご注意!

YouTubeなどのSNSでも、この予言を受けて7月5日の自然災害や危機について語る一部のスピリチュアル系インフルエンサーや物理学者が人気を集めていますが、便乗商法もよいところです。

 

 

 

この予言が的中したら、また目立つことができます。

 

 

 

そして予言が的中しなかったら、あれこれと理屈をつけるでしょう。

 

 

 

その頃には、都合の悪い発言や動画は何もなかったかのように削除しているのが彼らのいつものやり方です。

 

 

 

中には人の不安につけ込みお金をかすめ取るなど詐欺をはたらく者もいます。

 

 

 

このような終末世界の予言が流行するのは、経済・社会的に困窮する人々が劇的に増加していることが背景にあります。現代システムに不満や反感を持つ人が増えると、リセット願望も増幅されやすくなるからです。

 

 

不安を煽ることで利益を得よう(再生回数をあげるなども含む)とする動きには注意が必要です。

 

予知夢に時間の感覚はない

ただし、予知夢的なものはなくはありません。

 

 

 

しかし、それは「虫のしらせ」であり、はっきりと何月何日の何時にこれこれのことが起こるといった具体的なものではありません。

 

 

 

なぜなら、宇宙と共鳴できてシグナルをキャッチすると、時間の感覚はなくなるからです。時間とは人間が人工的に作り上げた概念で、実在するものではありません。

 

 

 

 

また、本当に宇宙に共鳴できる人は、このようなことをわざわざ人前で話したり、動画をあげてまことしやかに話したりすること(セロトニン過剰)はしないからです。

 

 

 

また宇宙に共鳴している人は、SNSやYouTube などにすぐにアップするような人種に出会ったり、話したりすることはありません。

 

 

 

他人にペラペラとしゃべるのは、それは共鳴とは逆方向の状態(乱れ)にある証拠です。

 

 

 

このことは、5月28日の「共鳴の講座」(TUEET総会)で詳しくお伝えしていきます。

 

 

 

今後も雨後の筍のように次々と出てくる変な予言やスピ系の話に惑わされて、皆様の貴重な時間を失わないためにも、是非ご参加頂ければと思います。

 

 

そして、講義内容をあらゆるものの真偽を見分けることができる指針にして頂きたいと思います。

 

 

このような世迷い事に時間を費やすよりは、地震や災害の本当のメカニズム(人災)を学んだ方がよほど生産的です。

 

 

 

真偽不明な噂ではなく、自分自身で情報を精査・俯瞰し、実際に役立つ準備を進めましょう。

 

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