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『太陽光発電の効率化〜サバイバルシリーズ』

 

 

ホルムズ海峡がかなりきな臭い様相を呈しています(英国、英国・・・・・)。

 

 

 

ここは、日本の生命線となる原油や液化天然ガスが運ばれる重要な海峡です。

 

 

 

もし、原油や天然ガズが日本に輸入できなくなると・・・・・・

 

 

 

またもや攻撃の的ともなる原発再稼働ということになるでしょう。

 

 

 

しかし、私たち一般の大衆は、原発による発電の電気代さえ賄えるだけの経済的余裕がなくなっています。

 

 

 

正月にもお伝えしましたが、世界ではこのような事態に対して、自力で発電する試みが進んでいます(もともと国に頼れない発展途上国が一番進んでいる)。

 

 

 

発電効率が非常に悪く、環境には悪いのですが、太陽光発電がもっとも現実的な選択肢となると思いますもちろん、環境に負荷を与えないフリーエネルギーの可能性も十分あり、水の講義でそのアイデアをお伝えできればと思っています(^_−)−☆)。

 

 

太陽光発電の問題は、太陽光のエネルギーの高い周波数の短い領域(可視光では青や紫の領域)のエネルギーが熱となって逃げてしまうことです。

 

 

このエネルギーの高い領域の光も蓄電する試みがなされています。

 

 

 

最新の研究で、従来の太陽光パネルのシリコン素材に、テトラセン(Tetracene)という素材を組み合わせることで、エネルギーの高い光も蓄電に変換できる可能性があることが示唆されています(Defect-Assisted Exciton Transfer across the Tetracene-Si(111):H Interface. Physical Review Letters, 2024; 132 (7))。

 

 

テトラセン(Tetracene)は、ベンゼン環が4つ連なった構造をしています。

 

 

 

その色は、黄色〜褐色です。

 

 

 

 

一昨年の『色と波動』の講義でお伝えしましたが、物質の色は、その物質がその補色と呼ばれる色を吸収することによります(3月の水の講義でもお伝えいたします(^_−)−☆)。

 

 

 

黄色や褐色の補色は、青〜紫色です。

 

 

 

つまり、テトラセン(Tetracene)は、可視光線でも最もエネルギーの高い領域(青〜紫色)を吸収できる物質ということです。

 

 

 

その吸収したエネルギーを効率よく蓄電できるようになれば、太陽光のエネルギー効率は格段に上がるはずです。

 

 

自然と宇宙の摂理を極めていくと、自分たちが無理のない代替エネルギーを考え出すことができるようになるでしょう(^_−)−☆。

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