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『フッ素の害を最小限に抑える方法〜リアルサイエンスシリーズ』

 

永遠の毒性物質(生命体および環境中で分解されない)フッ素化合物ピーファス(PFAS)を飲料水などから除去するのは現在でも困難な状況です。

 

 

 

たとえば、逆浸透膜(RO)やナノフィルターのような細かいフィルターでも、ピーファス(PFAS)は分離できても分解できません(Managing and treating per- and polyfluoroalkyl substances (PFAS) in membrane concentrates. AWWA Water Sci. 2021 Sep 2;3(5):1-23)。

 

 

現在、私もピーファスを分離して除去する方法を研究中です。

 

 

さて、飲料水から入ってくるピーファスは現時点では仕方ないとしても、他のフッ素化合物を含んだ食品を避けなければなりません。

 

特に、フッ素が高濃度に蓄積する魚、魚介類以外にも野菜、お茶の葉、米や水分の多い果物は、その土地のピーファスやフッ素の土壌汚染によって、高濃度に蓄積します(Re-evaluating fluoride intake from food and drinking water: Effect of boiling and fluoride adsorption on food. J Hazard Mater. 2023 Feb 5;443(Pt A):130162)。またそれらを食べた鶏などの肉にも高濃度に蓄積していきます。

 

ピーファスやフッ素によって高濃度に汚染された水質の近くでの農場は危険です。

 

 

さらに、意外とみなさんがご存知でないのが、医薬品にはフッ素化合物が多いという事実です。

 

抗生物質、抗うつ剤などクリニックや病院で簡単に処方される薬剤がフッ素化合物でないかを調べる習慣をつけましょう(もちろん歯科領域で頻用されるフッ素は断りましょう)。

 

フッ素は、糖のエネルギー代謝の要である甲状腺にダメージを与える毒性物質です。

 

 

その他にも、リポリシス(脂肪分解、プーファを大量に血液中に放出)を引き起こし、虫歯、糖尿病、肥満、心臓血管疾患、高血圧、癌などの原因になります。

 

 

フッ素はカルシウムと結合することで、低カルシウム血症を引き起こします(The association of fluoride in drinking water with serum calcium, vitamin D and parathyroid hormone in pregnant women and newborn infants. Eur J Clin Nutr 75, 151–159 (2021))。それによって、ストレスホルモンである副甲状腺ホルモンが放出されることで、リポリシスを引き起こすのです。

 

 

また副甲状腺ホルモンによって、歯のカルシウム流出が起こり、虫歯になります。

 

 

また、フッ素はマグネシウムと結合して、低マグネシウム血症を引き起こし、細胞を興奮状態にします。このことによって、高血圧が起こります(Relationship of fluoride in drinking water with blood pressure and essential hypertension prevalence: a systematic review and meta-analysis. Int Arch Occup Environ Health 94, 1137–1146 (2021).)。

 

 

その逆も真で、フッ素の体内の除去で最も有効なのは、過去記事でもお伝えしたように、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルです。

 

 

フッ素がカルシウム、マグネシウムと結合して、血液に溶けることができなくなります。

 

 

カルシウム、マグネシウムを最も多く含む食品は、乳製品です(^_−)−☆。

 

自分の身を守るためにも、すでに飲料水や食物にピーファスなどのフッ素化合物が入っていることを前提にして、フッ素対策をしましょう(^_−)−☆

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