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『痩せることが“経済的”というプロパガンダ〜リアルサイエンスシリーズ』

 

現代医学は、肥満は慢性病の元として、あらゆる医療介入を図っています。

 

 

減量手術(脂肪吸引や胃切除)、ダイエット薬(糖尿病の治療薬など)、有酸素運動、ベジタリアンや地中海食、プーファの奨励・・・・・・

 

 

 

すべて逆効果となるものばかりです。

 

 

 

 

子供たちやビジネスでも頻用されているインスタやTikTokなどでも、肥満が悪のように喧伝されています。

 

 

 

 

2022年12月の♨️エコノミスト誌には、「痩せていることが経済的」と題する誘導記事が出されています(『The economics of thinness』 The Economist, Dec 20th 2022』)。

 

 

これはどういうことかと言うと、痩せている方が会社からの給料が良いというデータが出ていることを一般化し、特に女性に痩せるように勧めている記事です。

 

 

 

韓国や米国の調査でも、男性よりも女性の肥満差別がある(肥満の女性は、適正体重の女性よりも給料が低い傾向にある)というデータが発表されています(The Moderation of Obesity Penalty on Job Market Outcomes by Employment Efforts. Int J Environ Res Public Health. 2019 Aug; 16(16): 2974)(Investigating the Negative Relationship between Wages and Obesity: New Evidence from the Work, Family, and Health Network. Nordic Journal of Health Economics. 2018)。

 

興味深いことに、男性では肥満であっても給与差別がそれほどないことと、むしろ痩せている男性の方が給料は低い、あるいは職にありつけないといったデータが出ています。

 

 

これらのデータは本当なのでしょうか?

 

 

権力者たちがこのような記事やデータを公開するのは、女性は痩せると不妊率が高くなるからです(The effect of underweight on female and male reproduction. Metabolism. 2020 Jun;107:154229)(Adverse effects of pre-pregnancy maternal underweight on pregnancy and perinatal outcomes in a freeze-all policy. BMC Pregnancy Childbirth. 2021; 21: 32)。

 

 

 

男性では痩せているよりも肥満の方がむしろ生殖能力が低下します(How does obesity affect fertility in men – and what are the treatment options? Clin Endocrinol (Oxf). 2015 May;82(5):633-8)(Obesity and male infertility: Mechanisms and management. Andrologia. 2021 Feb;53(1):e13617)。

 

流行りには必ず“裏”があります。

 

♨️権力者たちが敷いたレールの上を歩くようなダイエットビジネスに関わることは自殺行為になります(^_−)−☆。

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