『老け顔はやはり不健康の証〜リアルサイエンスシリーズ』

 

先日、糖尿病の薬をダイエット目的で使用している人に、「老け顔」の副作用が出ていることをお伝えしました。

 

この老け顔になる原因は、ずばり低血糖から起こるプーファの過剰流出(脂肪分解)と筋肉崩壊(筋肉分解)によるものです。

 

過去には、この老け顔は死亡率の上昇と関連していることが報告されています(Mortality is written on the face. J Gerontol A Biol Sci Med Sci 2016; 71:72–7)。

 

 

 

また日本の研究では、老け顔と動脈硬化(内頸動脈)の関連が指摘されています(Perceived age of facial features is a significant diagnosis criterion for age-related carotid atherosclerosis in Japanese subjects: J-SHIPP study. Geriatr Gerontol Int 2012; 12:733–40)。

 

 

 

今回、老け顔と老化関連の慢性病と有意な相関関係にあるという最新の研究内容が発表されています(Younger facial looks are associate with a lower likelihood of several age-related morbidities in the middle-aged to elderly. Br J Dermatol. 2023 Jan 10;ljac100. doi: 10.1093/bjd/ljac100)。

 

 

具体的には、老け顔と認知症、骨そしょう症、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、白内障、や難聴との相関関係が認められています。

 

 

老け顔は顔のシワだけでなく、白髪の多さや脱毛も関係しています。

 

この顔のシワ、白髪の多さなどの特徴は、やはり心筋梗塞などの心臓血管疾患と関連していることが過去に指摘されています(Gray hair, baldness, and wrinkles in relation to myocardial infarction: the Copenhagen City Heart Study. Am Heart J 1995; 130:1003–10)。

久しぶりに会った同級生を見て、「歳とったねー」と感じる場合、その人が慢性病を抱えているリスクも高いということです。

 

このあらゆる慢性病の指標となる老け顔を改善するにはどうすればよいのでしょうか?

 

 

幹細胞やその培養液(成長因子が入っているとされている)を顔面に注射するという安易な対処療法をすれば良いのでありません。

 

そのような安直な方法では、全身の慢性病はむしろ加速するでしょう(顔のリモデリングに貴重なエネルギーが奪われて、さらに低血糖になる)。

 

老け顔と全身の老化を防ぐには、糖のエネルギー代謝をしっかりと回すことに尽きるのです(^_−)−☆。

 

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