米国では、1800年以降に産業・技術革命なるもので食事内容が劇的に変化しました。
それと同時に、慢性病が急拡大しています。
その真の原因を覆い隠すために、ロックフェラー財団から派遣されたのがアンセル・キーズ(Ancel Keys)というイカサマ師です。
彼は、各国の疫学的データを収集し、それをご主人の意向に合わせてとんでもない仮説を打ち上げます。
それが「飽和脂肪酸悪玉説(Diet-Heart Hypothesis)」なるものです。
これは、1800年以降に急増している心臓血管疾患の原因は、ココナッツ、バターやミルクに豊富に含まれている飽和脂肪酸の過剰摂取が原因で、穀物摂取の減少によるとしたものです(Dietary fat and its relation to heart attacks and strokes. Report by the Central Committee for Medical and Community Program of the American Heart Association. JAMA. 1961 Feb 4;175:389-91)。
ちなみに、飽和脂肪酸はコレステロール合成を高める重要な作用がありますが、飽和脂肪酸を槍玉にあげることで、同時にコレステロールも悪玉にする必要がありました(この頃から、コレステロールと動脈硬化の関係を示唆する質の低い論文が出始めた)。
もちろん、ご主人の植物油脂や穀物(のちに全てGMOになる)の喧伝のためです(これが人口削減につながることは、ロックフェラの番頭であるキッシンジャーが熟知しています)。
1961年には、米国循環器学会(American Heart Association)の最大の汚点となる提言がなされています。
米国循環器学会(AHA)は、ロックフェラーに追随して、飽和脂肪酸をプーファ(多価不飽和脂肪酸)に置き換えるように提言したのです(Dietary Fats and Cardiovascular Disease: A Presidential Advisory From the American Heart Association. Circulation. 2017 Jul 18;136(3):e1-e23)。
この米国循環器学会(AHA)の提言は、ランダム化比較試験などの臨床試験を行なった上でのエビデンスではありません。ただ、専門家たちの意見というものだけです(つまりエビデンスゼロ)。
現在のコビット詐欺における遺伝子ワクチンの臨床試験のゴマカシと同じです。
「アンソニー・ファウチが言った」程度の話でしかありません。
後に、この米国循環器学会(AHA)の提言は、ランダム化比較試験の臨床試験の結果とは相反するものであることが確認されるに至っています(Reduction in saturated fat intake for cardiovascular disease. Cochrane Database Syst Rev. 2020 May; 2020(5): CD011737)(Effects of exchanging carbohydrate or monounsaturated fat with saturated fat on inflammatory and thrombogenic responses in subjects with abdominal obesity: A randomized controlled trial。Clin Nutr. 2017 Oct;36(5):1250-1258)。
それにも関わらず、現代でも飽和脂肪酸を悪玉にして、植物油脂やオメガ3を絶賛する現代医学は一体何のために存在しているのでしょうか?
この1800年以降の米国、そして世界の慢性病の急増の裏には、「食糧を制するものは、人類を制する」と言ってのけた♨︎番頭を従える財団があったのです(^_−)−☆。