新型コロナ遺伝子ワクチンの子供や妊婦への悪影響の懸念については、過去記事でもお伝えしてきました。
今回、『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン』誌に、妊婦へのファイザー、モデナの遺伝子ワクチン(mRNA)接種の影響に関するデータが公開されましたので、みなさまのご参考のためにご紹介いたします(Preliminary Findings of mRNA Covid-19 Vaccine Safety in Pregnant Persons. N Engl J Med 2021; 384:2273-2282)。
2020年12月14日〜2021年2 月28日までの米国の「ワクチン有害事象報告制度(Vaccine Adverse Event Reporting System (VAERS))」に報告があがったデータを解析したものです。
自然流産(妊娠20週未満)は、827名中の104人で、全体の12.6%(104/827)でした。
しかし・・・・・・・・・・
よくデータ(Table4)を見ると、 827名中の700名は、妊娠後期[第3期、妊娠 28 週以降]に接種したと記載されてあります。
したがって、自然流産(妊娠20週未満)の実際の割合は、827-700名中、つまり127名中の104人となり、82%と高率の流産率となります(分母のごまかし(^_−)−☆)。
死産(妊娠20週以上)は、725名中の1名で、全体の0.1%(1/725)でした。
ちなみに、出産できた子供において、
・未熟児は、636名中の60名で、全体の9.4% (60/636)
・低出生体重児は、724名中の23名で、全体の3.2 % (23/724)
・出生児奇形は、724名中の16名で、全体の2.2% (16/724)
という結果でした。
今回の研究では、比較対象となるコントロール群(同じ年齢層、人種で遺伝子ワクチンを同じ時期に接種していない集団)が設置されていないので、遺伝子ワクチンでどれだけ妊婦に悪影響が及んだかを議論することができないとしています(しかし、過去記事でも述べたように、遺伝子ワクチン注射後に流産などの有害事象が明かに増加している)。
しかし、この論文でも記載されているように、ワクチン有害事象報告制度 (VAERS)は著しい過小報告数であることなどを踏まえて、妊婦への遺伝子ワクチン接種は安全とは言い切れないとしています。
拙著『ワクチンの真実』でも述べたように、インフルエンザウイルスワクチンでも流産するリスクが高まります。
今回は、ナノ粒子を使用した遺伝子注射で、公表されているデータだけでも82%の流産率です。
ナノ粒子そのものがホルモン系や生殖器系にダメージを与えることは周知の事実です(Potential adverse effects of nanoparticles on the reproductive system. Int J Nanomedicine. 2018; 13: 8487–8506)。
後日になって「やはり危険でした」では済まない問題であることをじっくり考えて頂きたいと思います。(^_−)−☆。