Book

『遺伝子注射の臨床試験がなし崩しになった理由』

 

昨日の記事の内容をもう少し詳しく解説して欲しいというメッセージを頂きました。

遺伝子注射の臨床試験では、一部を除いて、遺伝子注射接種群とプラセボ(生理食塩水)接種群に分けています。

 

接種される側は、自分がどちらを受けているのか知ることができません。

また接種している医師も、誰に遺伝子注射を接種して、誰に生理食塩水を注射しているのかを知りません。

 

このデザインを「二重盲検(double blind)ランダム化」 といいます。

 

接種する側、接種される側のいずれもが、遺伝子注射なのか、生理食塩水なのかを事前に知ることができないことで、その心理的なバイアス(病は気から(^_−)−☆)をある程度除外できるからです。

 

プラセボ、つまり生理食塩水を接種している人たちも、自分たちがどちらを受けているのかが分かりませんが、臨床試験を施行している製薬会社に遺伝子注射を勧められれば、接種しようとするでしょう(このような臨床試験に参加しようと考える人は、元々その動機が高いため)。

 

また製薬会社が個人的に、接種を勧めるということは、その人が生理食塩水接種したプラセボ群と伝えているようなものです。

 

それを製薬会社が接種者に伝えることで、すでにデザインしていた二重盲検ではなくなります。

 

このようにして、製薬会社は意図的に遺伝子注射のフェーズ3臨床試験をスクラップしたということです。

 

その結果、中長期的な遺伝子注射の作用がまったく分からなくなり、慌てて行なったフェーズ1、2のときの超短期的なデータおよびフェーズ3のたった6ヶ月の短期データだけで、政府当局が判断することになります。

おそらく、甚大な病態をもたらすために設計された遺伝子注射ですから、この顛末は最初から計画されていたのでしょう。

 

この不確かかつ不誠実極まりない臨床試験のデータで、政府当局が正式に遺伝子注射を承認することは間違いないでしょうが、それは歴史的な医学の汚点となります。

 

欧米社会では1%(日本では0.01%)くらいが覚醒しているとされていますが、 99%の大衆(この中には、プロットが分かっていても保身でシステムに従っている奴隷も含まれる)の中から、どのくらいの割合で現代社会からの離脱が始まるかが今後のグレート・リセットが達成できるのかの鍵となると思います。

サイエンスの腐敗は今に始まったことではありませんが、この2021年現在に完全に「サイエンスは死滅した」と言って過言ではないでしょう。

 

関連記事

  1. 『仕事の合間の雑談シリーズ〜「スポーツに関する小話・前編(スポーツ観戦…

  2. 『ミミズの効能〜民間療法シリーズ』

  3. 『タバコを吸っている人がガンになりにく理由』

  4. 『新型コロナウイルス感染症に有効な“原始人食”』

  5. 『若いときは体を自由に動かすことが大切!』

  6. 『新型コロナウイルス感染症の対応について』

  7. 『ロックダウンしなかったスウェーデンの現状』

  8. 『ゼロエミッション:牛にはワカメを与えろ!〜リアルサイエンスシリーズ』…