現在の遺伝子注射(俗称遺伝子ワクチン)は、緊急使用が一時的に認められているもので、正式に政府当局に認められた薬剤ではありません。
2021年5月7日にファイザーは、FDAの正式な認証を得るべく、申請(Biologics License Application)をしたようです。
まだ、フェーズ3の臨床試験(2年の計画)が6ヶ月しか経過していない最中のことです。
これまで最速の承認事例のワクチンでも、臨床試験開始から平均して23ヶ月経過しています。
これでFDAが正式に遺伝子注射を許可することになれば、大幅の更新、世界新記録です(^_−)−☆。
なぜ、たった6ヶ月しか経過していない段階で、正式の承認申請をしたのでしょうか?
この事態に、拙著『ワクチンの真実』『ウイルスは存在しない下巻』でもご紹介した、『ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル』誌の編集長でもあるピーター・ドーシ(Peter Doshi)氏のその疑問に答えるべく優れた論文が発表されていましたので、ご紹介したいと思います(Covid-19 vaccines: In the rush for regulatory approval, do we need more data? BMJ 2021;373:n1244 | doi: 10.1136/bmj.n1244)。
昨年の私の記事でもお伝えしましたが、臨床試験でプラセボ(生理食塩水)のグループが、昨年の遺伝子注射のスタート&プロモーションで、遺伝子注射を受けるのではないかという懸念がありました。
もし、プラセボのグループの人たちが、政府とマスコミのプロモーション(今ならチャンス!(^_−)−☆)によって、遺伝子注射を受ければ、もうフェーズ3の臨床試験でプラセボ群というものが事実上消失してしまいます。
これは、フェーズ3の臨床試験が事実上消滅するということを意味します。
今回のドーシ氏の論文でもこの懸念が記載されています。
そして、なんと・・・・・
モデナ、ファイザー、ジョンソン&ジヨンソンに「臨床試験のプラセボ群のいったいどれくらいの割合の人がすでに遺伝子注射を接種したのか?」という質問に対して・・・・・
モデナは、「自社のワクチンをプラセボ群の全員に推奨したところ、98%が接種した」と正直に回答したのです!
OMG!
ファイザー、ジョンソン&ジヨンソンは詳細の回答を拒否したものの、当初の計画通り、プラセボ群を消滅させるべく、臨床試験の全員に自社の遺伝子注射を打ったのでしょう。
したがって、来年に結果がわかる“はず”のフェーズ3の臨床試験は、すでに消滅させられていたのです。
さらに新しい薬剤の承認申請時には、体内に入ったときの薬剤の分布(biodistribution) のデータを提出しなければなりません。しかし、今回の遺伝子注射に関しては、その研究データすら提出されていません(ファイザーもモデナも無回答)。
現代医学の真の姿がこの時代の大変換期に垣間見えたのではないでしょうか(^_−)−☆?