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『遺伝子ワクチンのウイルスが体内で増殖する』

 

ブラジルがロシア製の新型コロナ遺伝子ワクチン(Sputnik-V)の購入をストップしたことが話題になっています(『Brazil Rejects the Gamaleya Vaccine』SCIENCE TRANSLATIONAL MEDICINE, 28 April, 2021)。

 

このロシアの新型コロナ遺伝子ワクチンは、アデノウイルスに新型コロナのスパイクタンパク質を作る遺伝子を組み込んだものです。

 

すでに血栓症などの重大な副作用でサスペンドされているアストラゼネカーオックスフォード、ジョンソン&ジョンソン、カンサイノ(CanSino)と同じデザインの代物です。

 

すでにスロバキアは、このロシア製の新型コロナ遺伝子ワクチンに品質の問題があることを指摘していました。

 

今回、ブラジルが拒否したのは、このロシア製の新型コロナ遺伝子ワクチンのナノ粒子に入っているアデノウイルスがワクチン接種者の体内で増殖するものが含まれているという理由からでした。

 

このアデノウイルスを使用した遺伝子治療は、拙著『ウイルスは存在しない』下巻や『ワクチンの真実』でもお伝えしたように、臨床試験では重大な副作用をもたらしています(失敗に終わっている)。

 

今回は、このアデノウイルスが私たちの体内に入ったときに増殖できないように遺伝子操作していることになっています。

 

具体的には、アデノウイルスが増殖するのに必要な遺伝子(E1-deleted)をカットしていることになっています。

 

だから、アデノウイルスをワクチンで注射しても、私たちの体内で増殖する危険はないと・・・・・

 

これは本当でしょうか?

 

拙著『ウイルスは存在しない』下巻の遺伝子編集(遺伝子操作)で頻繁に使用されている技術にクリスパーキャス9システム(CRISPR enzyme Cas9、酵素)があることをご紹介しました。

この遺伝子編集技術は、遺伝子(DNA二重らせん)の片方を切断したときに、私たちの細胞がそれを修復するシステム(homologous recombination” and “nonhomologous end joining)を利用したものです。

 

この遺伝子修復システムは、私たちの細胞の遺伝子(DNAの片方)の一部がカットされたときに、それを元通りに再現・修復します。

 

さて、新型コロナ遺伝子ワクチン接種によって、増殖のための遺伝子がないとされるアデノウイルスがワクチン注射で私たちの体内に入ります。

 

 

そうすると、アデノウイルスとされている遺伝子の破片は、前述した私たちの細胞内の遺伝子修復システムによって、欠損している遺伝子を復活する可能性があるのです。

 

 

つまり、私たちの細胞の遺伝子をピックアップして、増殖できる元のアデノウイルスの遺伝子になることで、私たちの細胞内で増殖することが可能になるのです。この現象は、すでに細胞実験で認められています(Replication-Competent Adenovirus Formation in 293 Cells: the Recombination-Based Rate Is Influenced by Structure and Location of the Transgene Cassette and Not Increased by Overproduction of HsRad51, Rad51-Interacting, or E2F Family Proteins,
J Virol. 2005 May; 79(9): 5437–5444)。

 

したがって、アデノウイルスを使用した遺伝子ワクチンは、アデノウイルス(という炎症を引き起こす遺伝子の破片)をわざわざ注射するという行為に他ならないということです。

 

もちろん、この遺伝子の破片よりも、もっと強力な炎症を引き起こすナノ粒子や未知の成分が遺伝子ワクチンには入っています。

 

アデノウイルスという遺伝子に感染するだけでも、炎症を引き起こし血栓症になることを過去記事でお伝えしました。

 

今回の新型コロナ遺伝子ワクチンは話になりませんが、ワクチンというデザインそのものが、生命現象から最も遠く離れた所業(リアルサイエンスでない単なる宗教)であることを良識のあるみなさんは確信を持って頂けたと思います(^_−)−☆。

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