最近の散歩しているワンちゃんの中には、明らかに身体に問題を抱えていると分かるものがいます。
また、元気そのものがないワンちゃんも多いですが、目立つのは皮膚の病変(ヒトのアトピー)です。
これは、主因として、人間と同じく毎日の食べ物が悪いことの蓄積が反映しています。
先日、米国でペットフードにカビ毒(Aflatoxin)が混入していたことが、発覚し、リコール が当局から発表されました(『Midwestern Pet Foods Voluntarily Expands Recall of Pet Food for Aflatoxin Health Risk』 FDA, January 11, 2021)。
ワンちゃんは、カビ毒に暴露すると意識障害、食欲低下、黄疸(肝臓壊死)、嘔吐・下痢、出血そして死亡するケースがあります。
今回のカビ毒のペットフードで、少なくとも70匹のワンちゃんが命を落としているようです。
今までもたびたびドックフードのカビ毒で上記と同じ問題が起こっています(J Am Vet Med Assoc. 2008 May 1;232(9):1329-37)(J Am Vet Med Assoc. 2006 Jun 1;228(11):1686-91)(J Vet Diagn Invest. 2007 Mar;19(2):168-75)(J S Afr Vet Assoc. 2012 Mar 28;83(1):2)。
また、開封前そして開封後のいずれのドッグフードにダニが混在している問題も、ワンちゃんのアトピーの増加の原因として指摘されています(BMC Vet Res. 2019; 15: 385.)(Aust Vet J. 2014 Jun;92(6):219-24. doi: 10.1111/avj.12185)(Aust Vet J. 2014 Jun;92(6):219-24)。
またヒトの汚染された手や機械でペットフードを産生しているため、ペットフードにサルモネラなどのバクテリアが混在していることも注意喚起さています(Pediatrics. 2010 Sep;126(3):477-83.)。
次作でも詳述していますが、ヒトに応用するワクチンでさえ、このようなバクテリアで汚染されるような不潔な環境で作られています。
最後にソーセージやハムなどで問題となる硝酸塩もペットフードに保存料と称して入っています。この硝酸塩は、生命体のミトコンドリアの機能を破壊するために細胞レベルの窒息が起こります。
ペットには、最初に脳神経障害が起こります(N Z Vet J 1997 Oct;45(5):193-5.)。
みなさんのお子さんにも加工食品を与えてはいけないのと同様、ペットフードなる加工食品の最たるものをワンちゃんや大切なペットに与えてはいけません。
しかし、いつからペットはペットフードというような安直な洗脳がなされたのでしょうか?
ワンちゃんにも、なるべく生の食材を購入して、それを調理したものを与えるようにしましょう(^_−)−☆。