『うつ病もウイルス感染症か??』

今年のノーベル賞は、さすがにcovid-19関連の受賞が目立ちました。

医学生理学賞は、C型肝炎ウイルスの発見に(このフェイクも著作にしていきます)。

化学賞には、予想通り、特許で抗争中の「遺伝子編集技術(CRISPR Gene Editing)」に。

さて、日本でも奇妙なことを言い出す人間が後を絶ちません。

「うつ病には抗ウイルス薬を!」

「うつ病の予防にワクチンを接種しましょう」

なんと、「うつ病はウイルス感染症」と言い出したのです(iScience 23,101187 June 26, 2020)

😵

これがテレビのニュースでも報道されていたようです。

早速この研究論文を読みました。

驚いたことに、ストレスによって活性化する体内のヘルペスウイルスの作るタンパク質で、嗅球(olfactory bulb)という嗅覚の感覚器が死滅するといいます。

このことが、最終的にストレスシステム(HPA系)を刺激することで、高コルチゾール状態をもたらすことでうつ病になると・・・・・・

オイオイ・・・・・

うつ病は、癌やエイズと同じく高ストレス状態のため、コルチゾールが高値になっていることは病態の基本です(Psychoneuroendocrinology. 2017 Feb;76:38-48)(Psychoneuroendocrinology. 2019 Jan;99:57-65)。

一方、ヘルペスウイルスと呼ばれる遺伝子は、ストレス(HPA系刺激&高コルチゾール)で活性化します(J Immunol. 1998 Jun 1;160(11):5441-7)(Proc Natl Acad Sci U S A. 1998 Jun 9; 95(12): 7231–7235)。

したがって、うつ病の原因はストレスそのものにあり、ヘルペスウイルスの活性化はその結果起こることに過ぎません。

私たちも、睡眠不足などのストレスで、口内炎や帯状疱疹(いずれもヘルペスウイルスと呼ばれる遺伝子が活性化する)なりますよね。

これもヘルペスウイルス→口内炎ではありません。

ストレス→口内炎&ヘルペスウイルス活性化です。

健康人の口腔内にヘルペスウイルスを塗り込んでも、口内炎にはなりません。

○ストレス→うつ病&ヘルペスウイルスの活性化

✖️ヘルペスウイルスの活性化→うつ病

です。

ヘルペスウイルス活性化は、ストレスの結果であって、うつ病の原因ではありません。

この研究でも、ヘルペスウイルスがダイレクトにうつ病を引き起こすことを証明するために、マウスにヘルペスウイルス遺伝子を組み込んだ遺伝子編集アデノウイルスを感染させています(アストラゼネカの新型コロナワクチンと同じシステム)。

このときに、イソフルレン(isoflurane)というフッ素系の麻酔薬を使用しています。

このフッ素系の麻酔薬は、強い神経毒性を持っています(J Neurosci Res. 2019 Mar;97(3):332-345.)。

したがって、この麻酔薬吸入だけで、マウスにとって体内のヘルペスウイルスと呼ばれる遺伝子を活性化するのに十分なストレスになるということです。

また、この遺伝子編集アデノウイルスを腹腔内注射しているマウスがいますが、このお腹に注射するという行為だけも、コルチゾールが高値となるストレスになります(皆さんも、自分のお腹に太い針が毎日突き刺されることを想像してみてください(^_−)−☆)。

わざわざ遺伝子編集アデノウイルスを接種しなくても、マウスにはうつ病の原因となり、かつヘルペスウイルスが活性化するストレスが引き起こされているのです。

このように、多くの研究者は「原因と結果を取り違える(因果関係と相関関係の取り違い)」というミスを犯しています。

残念ながら今回の論文に代表されるように、稚拙な研究が医学雑誌にたびたび掲載されるのは、なぜでしょうか?

それは、うつ病の予防としてヘルペスウイルスに対するワクチンや治療薬として抗ウイルス薬のプロパガンダになるからです。

うつ病は、プーファ過剰などの複数の環境因子の複合作用で起こる状態です。

しかし、現代の研究者は、短絡的に“要素還元主義”という陥穽に陥ります。

要素還元主義とは、原因を細かく分解して、最小単位の要素が物事を作る(原因)となるとする過激で誤った(かつ危険な)思想です。

うつ病をはじめとした現代の慢性病は、複数の環境因子によって引き起こされる状態ですから、“ウイルスを叩けば治る”というような短絡的思考ではとても太刀打ちできません。

ビッグファーマに洗脳されている専門家の“知の後退”を嘆いてばかりではいられません。

私たちは、リアルサイエンスを追求して、人類の真の英知を復活させていきましょう。

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