今回の新型コロナウイルス感染症で、なんと需要が高騰したのが、マヌカハニーだったようです。
「食べる抗菌剤」と別称されるマヌカハチミツは、拙著『自然治癒はハチミツから』でその危険性をリアルサイエンスで詳述しました。
とくに抗菌作用をもっているとされる、メチルグリオキサールという物質が私達の体に入ると強い炎症を引き起こします(炎症ゴミのALEs, AGEsを形成)。
ワクチンのアジュバント(ホルムアルデヒドなど)と同じ作用をします。
またメチルグリオキサールは代謝されて、病気の場を形成する「乳酸」に変化します。
さて、拙著でもマニカハニーの90%以上はいわゆる偽物であることを述べました。
ニュージーランドにおいて、精製前の蜂蜜と同国内で販売されている蜂蜜製品を対象に、2015~16年と2019年の2回にわたって行われた結果がニュースに出ていました。
1回目の調査では、全国から集めた300サンプルの残留農薬を検査。その結果、全体の22%にあたる67サンプルからグリホサートを検出。そのうち5つのサンプルは、政府が定めた国内向けの残留基準の上限(0.1mg/kg)を超えていたといいます。
2回目の調査は、国内向けのマヌカハニーの製品に絞って行われ、全60サンプル中、18%にあたる11サンプルからグリホサートを検出したようです(残留基準を超えたものはなかったとしています)。
調査報告書によると、蜂蜜からグリホサートが検出されたのは、グリホサートを使用している農場や牧場の近くに巣箱を置いたことが原因と指摘しているとのことでした。
グリホサートは過去記事や基礎医学シリーズでも詳述しているように、エストロゲン作用物質ですから、プーファ(特にオメガ3)と同じく“免疫抑制”作用を持っています。
このような製品を食べれば食べるほど、感染症という病態になりやすくなるということです。
今回の新型コロナウイルスフェイクパンデミックに便乗して、マヌカだけでなく、様々なグッズ(空気洗浄機など)、うがい薬、消毒薬やサプリメントが販促をかけられていますが、すべてこれらもエビデンスのないフェイクです(つまりフェイクの上塗り)。
私たちは、コロナ便乗商法にも目にくれず、ひたすらリアルサイエンスだけを地道に学んでいきましょう(^_−)−☆。