今日は、1973年の意味深な未来予告映画『ソイレント・グリーン(Soylent Green)』をご紹介したいと思います。
この映画のプロットは、なんとも現代では現実味を帯びた内容となっています。
(Wikipediaより転載開始)
2022年、留まるところを知らない人口増加により、世界は食住を失った人間が路上に溢れ、一部の特権階級と多くの貧民という格差の激しい社会となっていた。
肉や野菜といった本物の食料品は宝石以上に稀少で高価なものとなり、特権階級を除くほとんどの人間は、ソイレント社が海のプランクトンから作る合成食品の配給を受けて、細々と生き延びていた。
そしてある夜ソイレント社の幹部サイモンソン(ジョゼフ・コットン)が殺害される。ニューヨークに住む殺人課のソーン刑事(チャールトン・ヘストン)は、同居人の老人・ソル(エドワード・G・ロビンソン)の協力を得て捜査に乗り出すが、様々な妨害を受けた後、新製品ソイレント・グリーンの配給中断による暴動のどさくさに紛れて暗殺されそうになる。
そんな中、自室に戻ったソーンは、ソルが「ホーム」に行ったことを知る。慌ててホーム=公営安楽死施設に向かったソーンは、真実を知ってしまったが故に死を選ぶしかなかったソルの最期を見届けることになる。
草原や大海原などの映像とベートーヴェンの交響曲第6番「田園」の響きに包まれてソルが死んだ後、ソーンはその遺言に従い、裏づけをとるために死体を追跡する。
そしてソルをはじめ多数の死体がトラックでソイレント社の工場に運び込まれ、人間の死体からソイレント・グリーンが生産されている事実を突き止める。
その後、暗殺者の襲撃を受け、彼らを倒したものの自身も深手を負ったソーンは、病院に搬送されながら声高に真実を叫ぶのだった。
(転載終了)
これは、以前にお伝えした『コンテイジョン』と同じく、私たちの近未来を暗示(洗脳)させる映画です。
少し背筋が冷たくなりますね・・・・・
現実的にラボ母乳、ラボミートなど何から培養して作ったかも分からないような、得体の知れない人工食物の開発に多額の資金が投入されています。これもこの映画にあるように、大衆の食糧を配給制にしていくという準備に他なりません。
中国では、昔から臓器狩り(一人っ子政策による無戸籍の子供)がなされていることや、バチカンなどで多数の子供が犠牲になっている事実がたびたび報道されていますが、今後は大衆の臓器や死体が原材料となったラボ食糧を配給にしていくということでしょう。
国連、WHOなどの国際機関は、ロックフェラー財団、ゲイツ財団などの意向に従って、「人口爆発によって地球の資源が失われる!」と人口削減を何十年も進めてきています(このことについては、エビデンスをつけて著作にしていきます)。
ロックフェラー財団によって主宰されたローマクラブ「成長の限界」が出版されたのは1972年。
人口、工業生産の幾何級数的成長は、今後100年のうちに食糧生産、汚染、資源使用の限界に達し、人口と工業生産も制御不能な破局的な減退をもたらすと警告を鳴らしました。
その後も1992年「限界を超えて」、2004年「成長の限界 人類の選択」、2012年「2052」とアップデート版が出版されましたが、いずれも人口爆発により21世紀には人類は破局を迎えるという未来予測(正しくは洗脳(^_−)−☆)でした。
国連は、世界の人口は、2050年までに90億人、2100年までには110億人に増加すると喧伝しています。
本当でしょうか?
最近になって、この国連予想に異議を唱える本(『Empty Planet: The Shock of Global Population Decline』)が出版されています。
これは、インターネットの発達による女性(発展途上国)の知識の向上や発展途上国のインフラ整備、先進国の不妊などでむしろ人口が減り続けるというものです。
実際に子沢山で知られるフィリピンでは、 2003~2018年までで、出生率は3.7%から2.7%まで低下しています。これは、先進国の出生率の低下よりも速い減少率なのです。
この本では、2100年の世界人口は、多くても8〜90億程度と見積もっています。
ちなみに2019年の時点では世界人口は、77億程度です。
さすがに、人口爆発が続くというシナリオには無理があるため、ゲイツは、最近は信用ガタ落ちの『ランセット』誌に、改変を加えた予測を描かせています(Lancet Published Online July 14, 2020<Bill & Melinda Gates Foundation funding>)。
それによると、人口のピークは2064年で、そこから2100年まで減少していくと予測しています。インドが中国を追い抜いて世界一の人口を誇るようになり、日本は6,000万人程度に半減すると予測しています。
私たちの身の周りを見ても、もはや3人以上の子供がいる家庭は珍しくなりました。そして、不妊クリニックが流行るおかしな状況になっています。
現在の出生率の低下で人口は低下するはずですが、まだ人口がそれほど減少していないのは、高齢者を医療で無理やり生かすことがなされているため、相殺されているとしています。
今回の新型コロナ感染症でも明らかになったように、高齢者(および有色人種)は淘汰されていきます。今後は日本のように高齢者に延命処置をほどこすようことはなくなってくるでしょう(ヨーロッパではすでに延命処置をしない国が増えている)。
そうなれば、人口減少が顕著になってくるはずです(死亡数が出生数を上回る)。
さて、この映画のプロットの根幹にあるのは、「人口が爆発的に増加している!」というお得意の「恐怖による支配(fear mongering)」です。
新型コロナ感染の「感染が世界規模で拡大している!」あるいは「地球がCO2増加で温暖化している!(これが真実なら良いことですが(^_−)−☆)」というのとまったく同じ構造です。
人口が実際は減少傾向になっているという事実が今後明らかになってくれば、少しはこの“人口爆発フェイク”洗脳にも気付くようになるでしょうか。
いや、現在のマトリックス状況を見ると、それは残念ながら期待薄でしょうね・・・・。
私たちは、リアルサイエンスで、フェイクサイエンスによる恐怖支配からいち早く脱出しましょう(^_−)−☆。