人類史において、権力者が継続して行ってきたことは、大衆にこの環境格差がもたらす影響を意識させないように、宗教、自己啓発やスピ系を開発したことです。
「あなたの努力が足りないから、現在の問題を作り出しているのです」
「あなたの祈りが足りないから、現在の問題を作り出しているのです」
「この世で起こっていることは無意味で、次元の高いあの世が本質です」
「私たちは物質でなく、意識体なのです」
「見ざる聞かざる言わざる(寄らば大樹の陰)」・・・・etc.
これは、現実の世界で起こっている問題から目を逸らすため、つまり“現実逃避”させるプロット(私たちにとって落とし穴)に過ぎません(本当のリアルサイエンスを学べば、物質と意識を分けることさえフェイクと分かる)。
私もリアルサイエンスを学ぶ前には、この落とし穴に入っては抜け出し、また次の落とし穴に入っては抜け出し、また次の落とし穴へと嵌まり込んだものでした。
本当は、これらは環境格差で起こっている様々な問題(権力者が作っているシステム)を全て「自己責任」に押し付ける「社会工学(social engeneering)」の一部なのです。
社会工学とは、フェイクサイエンスで人体実験(洗脳)をすることです。この社会工学を行う人間たちをテクノクラットといいます。
これを医学の世界で行なっている目眩しが「遺伝子決定論」と呼ばれるものです。
病気も体質も性質も全部“遺伝子”が原因だ!
つまり、「お前が現在のようにお金が稼げなくて、学歴もなくて不甲斐ないのは生まれつきなんだよ。」という“優生思想”です(これは単なる“妄想”であって、リアルサイエンスではありません)。
そうではありません。
生命のフローを決定するのは、まさしく私たちの“環境”なのです。
環境を整えると、誰でも限りない潜在能力及び生命力を発揮できるのです。
これが、私がお伝えしているリアルサイエンスの真髄です(すでに基礎医学『エネルギー代謝と遺伝子』でたくさんのエビデンスをご紹介しています)。
ここで勘違いしてはいけないのは、最適な環境を得るための自助努力は最低限必要だということ。
生命体の潜在能力を遺憾無く発揮できる環境は、口をポカンと開けているだけで、政府や他の誰かが整えてくれるものではありません。
口を開けて、権力者の命令通り従順に飼い慣らされることを「トップダウン」と言います。
現在のあらゆるシステム及びサイエンス(フェイクサイエンスですが (^_−)−☆)は、この悪しき「トップダウン」です。
本当の「トップダウン」は、優れた指導者が行うもので、人類の歴史が行ってきた愚劣なものとは一線を画します。
それに対して、自分の足で立つという自助努力のことを「ボトムアップ」と言うのです。
権力者によって創設された「アンチ〜」という運動や革命の類は、「ボトムアップ」ではありません(フランス、ロシア革命などもすべて金で操られたフェイクムーブメント)。
私たちが“生きている”と言う紛れもない事実を受け止め(現実逃避をやめる)、生命体としてベストの能力を発揮するための最適な環境を得るためには、この本当の「ボトムアップ」から始まります(^_−)−☆。