とうとう決定的な研究論文(in press)が出ました・・・・
日本はまだプーファや一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)がどれだけ生命にインパクトを与えるのかを分かっている人は少数も少数です(糖質制限やオメガ3推奨のポジショントークに洗脳されている(^_−)−☆)。
今回の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の研究論文で私としては驚きの内容が報告されています。
正面からプーファやオレイン酸などの不飽和脂肪酸の害悪をクリアーカットにしています。
なぜ驚きなのかは、不飽和脂肪酸のことはあまり取り上げないという暗黙の不文律がメインストリームの医学(MSM) にあるからですが、さらに新型コロナウイルス感染症の本質も伝えることになる内容だからです。
プーファを加工食品に混ぜたり、調理油の日常的使用(戦後のキッチンカーはどこから資金が出ていたのか?)や医薬品などの添加物に入れ込んだりすることは、現在の権力者による人口削減計画の一つを担っています。
糖のことをことさら悪く言うのも、さらにはマクロビやベジタリアン推奨なのも、プーファの害悪から完全な目隠しなのです(ポジショントークに明け暮れている人は、日本人の場合は確信犯ではなく、洗脳されているだけでしょう)。
この論文も内容が内容だけに、正式には論文掲載されない可能性が高いです。
それでは早速その論文をご紹介していきましょう(Gastroenterology Available online 27 May 2020 In Press, Journal Pre-proofWhat are Journal Pre-proof articles)。
まず新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症例で起こる多臓器不全(multisystem organ failure (MSOF))は、リポリシス(脂肪分解)による遊離プーファで引き起こされる脂肪毒性急性膵炎(lipotoxic acute pancreatitis (AP))に病態が酷似していることを指摘しています。
リポリシスによる不飽和脂肪酸によって肺障害などの多臓器不全が起こります(J Clin Invest 2020;130:1931-1947)。
リポリシスを起こす酵素をリパーゼ(ライペース)といいますが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ではこの酵素の値が高くなっています。
みなさんの脂肪組織にたんまりと蓄積しているプーファなどの不飽和脂肪酸が血液中に放出される(=リポリシス)ことが糖尿病の原因であることを拙著や過去記事で繰り返しお伝えしてきました。
血液中に放出されたプーファは、ミトコンドリア障害を引き起こし、エネルギーが枯渇していくだけでなく、細胞内にカルシウムが大量に流入し、細胞内還元状態(アルカリ化)を招きます。このことで激しい炎症がオンになっていきます(Science translational medicine 2011;3:107ra110)。
『病はリポリシスから』という本を数年前に出版しましたが、醜いアマゾンの書評が多く、当時は非常に残念でした。まさに今こそ、この本の内容の真価がお分かりになると思います。
さて、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による死亡率は、リノール酸(プーファ)やオレイン酸の摂取量に応じて高くなることも明快になっています。
つまり、大豆油、コーン油などのGMO植物油脂だけでなく、オリーヴオイルも体内では問題を引き起こすということです。
この論文では、細胞実験でプーファ、オレイン酸によって血管のリークが高くなることも明確にしています。
血管のリークによって血栓症が起こりやすくなるため、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)では子供では川崎病、成人では心筋梗塞、脳卒中が併発するのです。
その一方、飽和脂肪酸の摂取量に応じて、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の死亡率は低下します。さらには、飽和脂肪酸は血管のリークを止めます。
飽和脂肪酸(本物の乳製品、反芻動物の脂)の他、カルシウムやアルブミンというタンパク質もリポリシスで放出されるプーファなどの不飽和脂肪酸と結合して、その毒性を軽減することも分かりました。
カルシウムと良質のタンパク源も乳製品やコラーゲンがずば抜けています。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症化の原因は、以前にもお伝えしたように、外来の得体の知れない病原体(germ theory)にあるのではなく、私たちの日常の食事や生活習慣にあることが今回の研究でも明らかになりました(^_−)−☆。