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『ナッツ類の習慣的摂取の結末は??』

糖のエネルギー代謝を高める食事について、ナッツ類はどうかというご質問もよく受けていますので、その回答をここでもシェアしたいと思います。

ナッツ類の長期摂取でどのような体の変化が起こるのでしょうか?

2019年の臨床研究では、リアルサイエンス通りの結果が出ています(Nutr Metab Cardiovasc Dis. 2019 Sep;29(9):972-982)。

ナッツの摂取量と血糖値の上昇および糖尿病の発症に相関性が認められたというものです。

これが単なる相関関係ではなく、因果関係であるのは、ナッツに豊富にプーファ(多価不飽和脂肪酸)が含まれているからです(すでにプーファと糖尿病は因果関係が成立している)。

この研究では、糖尿病の発症と肥満は逆相関関係であったとしていますが、これはデータ操作であると思われます(プーファの悪影響のデータは論文掲載されにくいため、論文掲載目的で一部改変したのでしょう)。

なぜなら、現実社会では、いわゆる2型糖尿病は、肥満とリンクしているからです。

研究論文もビジネスのうちの一つですから、リアルサイエンスの見地からは、このように差し引いて解釈する必要があります。

有名サイエンス雑誌や医学雑誌もどこから資金が出ているのかを考えれば、掲載論文の内容をそのまま受け取るのは、洗脳と同じであり、リアルサイエンスの基礎ができていないことになります。

ナッツを1週間に5回食べる習慣的摂取では、糖尿病のリスクが高まることは過去の研究でも報告されています(JAMA 2003;290(1):38e9)。

ということは・・・・・

ナッツの過剰摂取は、感染症にもなりやすいということですね。

もちろんナッツには有用なビタミン類なども含まれていますが、プーファがこれらの作用を相殺する以上の悪影響を引き起こすことを知っておきましょう(^_−)−☆。

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