『糖尿病ではなぜ感染症になりやすいのか?』

糖尿病は、今回の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症例の合併症として多い慢性病です(N Engl J Med. 2020 Feb 28)(Lancet Respir Med. 2020 Mar 11 pii: S2213–2600(20)30116–8)。

 

自分は糖尿病ではないから関係ない・・・・ということは現代人である皆さんには残念ながら当てはまりません。

現代人は、プーファ(多価不飽和脂肪酸)過剰の現代食によって、大半が糖尿病予備軍なのです(これが若者でも健康状態が悪化している主要な理由です<コチラの記事も>)。

糖尿病は、典型的な“プーファ病”であることを拙著『糖尿病は砂糖で治す』『病はリポリシスから』や『自然治癒はハチミツから』で詳しくお伝えしてきました。

プーファ(PUFA,多価不飽和脂肪酸)が血液中に浮いている(=遊離脂肪酸)状態は、細胞での糖の利用がブロックされます。

その結果、高血糖になるのでした。

高血糖自体は、糖尿病の結果であって原因ではありません(過去記事参照)。

その糖尿病の存在そのものが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の死亡率を高めることも分かっています(Diabetes Metab Syndr. 2020 Apr 9;14(4):303-310)(Metabolism. 2020 Jun; 107: 154217)(Diabetes Res Clin Pract. 2020 Apr 9 : 108142)。

さらに、最新の研究で、糖尿病の合併症のある新型コロナウイルス感染症(COVID-19)において、血糖のコントロールが悪いと予後が悪くなることが報告されました(Cell Metabolism April 30, 2020)。

糖尿病の中でも、血糖コントロールが悪いと言うのは、つまり血液中がよりプーファ過剰になっていると言うことです。

病態の進行及び人工呼吸器などの治療によるストレスから、リポリシス(脂肪分解)が起きることで、血液中にプーファが溢れかえっているのです(糖質制限で糖尿病になるのと同じメカニズム😃)。

この状態では、糖を細胞内で利用できないため、糖のエネルギー代謝が低下します(CO2甲状腺機能も低下)。

実際に、血糖コントロールが良好なグループと比較して、血糖コントロールが悪い(=血液中プーファ過剰)グループでは、血液中の炎症反応(CRP、プロカルシトニン)上昇、白血球上昇、リンパ球減少、肝機能異常、血栓傾向(D-dimer上昇)などの“免疫抑制”の指標及び死亡率の増加が認められています。

このように糖のエネルギー代謝が低下すると、プーファ過剰による免疫抑制がかかり、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)だけでなく感染症とされる病態での死亡率が高まるのです。

糖尿病の病態をよく観察すると、「病原体悪玉説(germ theory)」 がフェイクサイエンスで、糖のエネルギー代謝の低下こそが真の感染症の原因であることが分かるのです (^_−)−☆。

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