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『ロックダウン症候群』

心身の健康ヘルスケア・パーソナルコーチのリアル・サイエンスドクタ—崎谷です。

世界中でロックダウンによって、家庭内暴力が急増していることが記事になり始めました(TIME.MARCH 18,)(Axios Apr 2, 2020)(Vatican Nwes 01 April 2020)。

ようやく、ロックダウン1ヶ月後の心身の健康状態(中国)についての研究報告が発表されています(Psychiatry Research, 2020; 112958)。

ロックダウンによって、自宅に閉じ込められた場合、心身ともに健康状態が悪化し、生活の質が低下したことが明示されました。

仕事を余儀なく辞めざるを得なかった人は、自宅で仕事をしている人よりも心身の調子が悪化。さらに、余儀なく自宅で仕事をすることになった人は、外で仕事をしている人よリも心身の調子が悪かった様です。

生命体は動く自由を奪われると、途端にシックネス・フィールド(病気の場)に転落し、心身の異常をきたすようになります。

興味深いのは、ロックダウン中の1日の運動量。

1日2.5時間以上の運動をしている人は、満足度が低い結果が出ました。

一方、1日30分程度の運動をやっていた人は、満足度が高い結果になっています。

ジムなどは閉鎖されていますから、おそらくランニングや自宅での体幹トレーニング、ストレッチ程度の有酸素運動が主体となっていたと思いますが、「長時間の有酸素運動は逆効果になる」と言う私の持論がここでも証明された形になります。

この研究では、家庭内暴力や自殺などの調査はまだ行われていませんでしたが、大規模なロックダウン臨床実験による「ロックダウン症候群」(lockdown syndrom)と言う新たな病名が創設されるでしょう。

もちろん、昨日お伝えした様に、「ロックダウン症候群」では、免疫抑制状態になるため、炎症がコントロール不能になり、激しい感染症を引き起こします。

なるべく日中は太陽光を浴びて、外の空気を吸いましょう(^_−)−☆。

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