皆さんは、怪我や火傷の部位に庭に植えてあるアロエの葉を塗ったことはないでしょうか?
過去の論文報告では、アロエ(Aloe vera)の効果は多岐にわたっています。
乾癬、ヘルペス、感染症、火傷、凍傷、外傷、褥瘡、放射線皮膚炎、口内炎、扁平苔癬、糖尿病、エイズ、便秘、潰瘍性大腸炎、がんなどに効果が認められています。
なぜアロエにこれだけ多岐に渡る健康効果があるのでしょうか?
それは、アロエに糖のエネルギー代謝を高める作用があるからです(^_−)−☆。
実際に、アロエベラジュースに甲状腺機能向上作用が認められることが報告されています(J Clin Transl Endocrinol. 2018 Mar; 11: 18–25)。
甲状腺機能が高まることで、過剰の自己免疫反応(慢性炎症)が抑えられることも分かりました。
この実験では、アロエジュースからアロイン(aloin)というクワイノン(アントラキノン)は除去したようです。
したがって、アロエジュースに含まれるもう1種類のクワイノン(エモジン、emodin)が甲状腺機能を高めたことは間違い無いでしょう。
なぜなら、エモジンは、糖のエネルギー代謝を高めるからです(J Biol Chem. 2013 Feb 22;288(8):5732-42)(J Diabetes. 2015 May;7(3):360-8)。
糖のエネルギー代謝を高めることが、がん、心臓血管病や糖尿病などの慢性病の根本治療になることが、エモジンの作用でも分かりますね。
エモジンなどのクワイノンは、医薬品指定されていますので、おそらく市販のアロエジュース(大量生産)からは取り除かれているでしょう。
やはり何が入っているのかが分からない大量生産物ではなく、ご自分で栽培したアロエの葉からジュースを作ることをオススメします。
万病に効果を持つ自家薬籠(じかやくろう)として自家栽培のアロエと本物のハチミツのコンビネーションは最高だと思います(^_−)−☆。