デンマークにオンラインでの精子や卵子販売があり、結婚したくないが子供だけが欲しいという女性に需要が高いといいます。
デザイナーズベイビー(designer babies)。
生まれてくる赤ちゃんを前もって設計するという意味です。
もちろん、あの遺伝子編集(human embryonic CRISPR editing)を受精卵に施すことによってです・・・・・・^^;
頭が良い子、背が高い子が欲しい・・・・・
こういった親の欲望を叶えるべく、コンピュータ・シュミレーション実験によって、このようなデザイナーズベイビー(designer babies)の誕生が可能なのかを調べる研究が報告されました(Cell. 2019 Nov 27;179(6):1424-1435.e8)。
コンピューターによるシュミレートでは、受精卵をいじくり回すことで、IQを3ポイントアップ、身長も3cmアップさせることが可能だとしています。
これらは、試験管ベイビーを念頭に置いたものです。
これが本当に可能なら「GMO(GE)サピエンス(sapiens)」という新種の人類誕生ということになります(^_−)−☆。
実際の試験管での受精では、それほど多くの受精卵ができないため、選択の幅が狭まるために、IQは2ポイント、身長も2cmほどしかアップできないとしています。
私は、これは空想に過ぎないことを遺伝子総集編講義でお伝えしてきました。
なぜなら、知能や身長といった特質は、環境因子で決定されるものであり、その環境因子が作用する遺伝子は無数(マッドサイエンスティストでも同定できない!)にあるからです(もっと正確に言うと、全体の遺伝子が関与する)。
今回の研究でも、例えばIQを伸ばそうとしてある遺伝子をいじると、身長が低下してしまうといった現象が予測されると素直に告白しています。
生命体の特質は、環境が決定するのもので、その影響が及ぼす遺伝子は無数にあります。
したがって、その無数にある遺伝子の一部だけをいじくり回しても、望んだ結果が生まれないだけでなく、甚大な悪影響が出ることは、当のマッドサイエンティストたちも知っているでしょう。
実際は、このような研究は、従順なロボット人間を作成するための一環として資金が権力者から投下されているのです(生まれてから宗教やyoutubeで洗脳するのは時間と手間がかかるので、コスト削減ということです(^_−)−☆)。
私たちは、遺伝子編集技術とは、権力者たちに根強くある「優生思想」の“現代版”であることを喝破しなければなりません。