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 『“若者”という表現がなくなる時』

地球全体の汚染が進行していることを考えると・・・・

「環境遺伝」というサイエンスの現実から、世代を下るごとに健康状態や寿命が悪化する・・・・

残念ながら、このような帰結になります。

客観的なデータもそれを示しているようです。

ミレニアル世代(23~39歳)の健康状態がかなり悪化していることが最新の調査でも判明しています(THE ECONOMIC CONSEQUENCES OF MILLENNIAL HEALTH Published Nov. 6, 2019)。

ミレニアル世代の一つ上のジェネレーションX(Generation X)あるいはX世代(エックスせだい)と呼ばれる今の40~54歳世代と比較すると・・・・・

同じ年齢で比較するとミレニアル世代の方が40%も死亡率が高くなっています。

ミレニアル世代は、20~30歳年上と同じ健康状態になっているのです。

そうすると、ミレニアル世代をもはや“若者”と表現できなくなります。

今までミレニアル世代の死亡原因として、若くしてがんや心臓血管疾患・脳卒中が起こっていることをお伝えしてきました。

その他、ミレニアル世代で多い死亡原因として、「絶望による死」が特徴的です。

「絶望による死」とは、ドラッグ、アルコール依存などの中毒死や自殺です。

もちろん、現代の病的な社会では、全ての世代に渡って、「絶望による死」は増加していますが、ミレニアル世代に顕著だったということです。

その原因として、ミレニアル世代の両親の世代であるベビーブーマー世代が受けた、1950~60年代に世界各地で行われた核実験による“放射能暴露”があると言われています。

この放射能の影響は子々孫々に伝わっていきます。

そして、さらに現代社会の環境汚染が甚大になっていることも、拍車をかけています。

ちなみに西欧社会の世代区別は以下のようになっています。

Lost Generation (1883 to 1900)

Greatest Generation(1901 to 1920s)

Silent Generation(1920s to 1945 )

Baby boomers(1946 to1964)

Generation X(1965 to 1980)

Millennials(1981 to 1996)

Generation Z (1997~)

予想通り、世代を下るごとに健康状態が悪化しています。

ミレニアルの下の現在の22歳以下の世代をジェネレーションZ(Generation Z)と言いますが、世界がこのままであれば、ミレニアル世代よりさらに健康状態は悪化するのは間違いないでしょう。

見識者と言われる人の中でも、「これで人口削減になってちょうど良い」というまさに“見識”を疑うような発言をしている人が多いです。

私たちは、豊かな環境にいれば、環境を汚染することはないし、フリーエネルギーも使用して豊かな生命体らしい生活ができるのです(糖のエネルギー代謝が回ると脳が本来の働きを取り戻す)。

それを私たちが知らないだけ。

さらに言うと、それをさせないように、 2,000年以上もの間、本当のサイエンスが抑圧され続けているだけです。

サイエンスの基礎を学んでいないと、このような人口削減という“ファンタジー”(マルサスが他人の発想を剽窃した人口論)や宗教(ゴイム支配道具)に容易に取り憑かれてしまうのです。

 

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