子供は生命体の宝です。
すくすく育って聡明な成人になってほしいと親であれば、誰しも願うと思います。
その子供の脳の成長障害が近年加速しています。
いわゆる「小頭症(microcephaly)」という状態も脳の成長障害が顕在化したものです。
何故近年に子供の脳の成長障害が著明になっているのでしょうか?
実は近現代での人工災害がその主因ですが、それに共通するメカニズムがあります。
最新の研究で、エイズの治療薬を服用した妊婦は、そうでない妊婦の2~3倍小頭症(microcephaly)の子供の発症率が高まることが報告されました(Open Forum Infect Dis. 2019 Oct; 6(Suppl 2): S191)。
このエイズの治療薬は、「エファビレンツ(efavirenz, EFV)」と呼ばれる商品です。
この薬はウイルスのある酵素をブロックするという名目で発売されたのですが・・・・・
投与した人に認知症(HIV脳症)が起こることが判明しました(Neurochem Res. 2017 Nov;42(11):3220-3232)。
この薬の主要なメカニズムは、実はミトコンドリア障害であることも判明しています(J Antimicrob Chemother. 2015 Aug;70(8):2249-54)(Hepatology. 2011 Sep 2;54(3):1009-19)(Hepatology. 2010 Jul;52(1):115-25)。
このメカニズムによって、がん細胞のミトコンドリアも障害するため、がん細胞に対しても正常細胞と同様殺傷能力を発揮します(Oncol Lett. 2018 Feb;15(2):1728-1736)。
その他、モンサント/バイエル(日本では住友化学)の殺虫剤(larvicide(Pyriproxyfen))も小頭症を引き起こすことは有名です。
つまり、脳の発達障害は、糖のエネルギー代謝を低下させるミトコンドリア障害によって引き起こされるのです。
エイズの薬だけなく、低血糖、放射線や農薬のような糖のエネルギー代謝を低下させるものは、すべて小頭症などの脳の発達障害を引き起こすのです。
出生児奇形(birth defect)と呼ばれるものも、決して遺伝はないのです。