ホテルに泊まると紅茶、コーヒーやハーブのティーバッグがありますよね。
宿泊の時に、お湯を沸かしてホテルの備品のティーバッグを飲んだことはあるでしょうか?
私は大量生産品の中身を信用していないので、これらのティーバッグに手をつけませんが・・・・・・
最新の研究で、この一般に流通している(大量生産品)のティーバッグは、プラスチック製であること。そして、お湯に浸すと、そのプラスチックが溶け出してくるという実態が報告されました(Environ Sci Technol. 2019 Sep 25)。
実験では、プラスチック製のティーバッグを使った市販の紅茶を4種類から、それぞれのティーバッグの中から茶葉を取り出しました。
空のティーバッグを洗った上で95度のお湯に浸し、そのお湯を電子顕微鏡で観察したところ・・・・・・・・・・
なんとティーバッグ1袋から約116億個のマイクロプラスチックと31億個のナノプラスチックが確認されたのです。
OMG!
この量は、他の食物において過去に報告されている量の数千倍ものオーダー。
つまり、ティーバッグの飲み物で、私たちは目出度くマクロ&ナノプラスチックを大量に飲み込んでいるということです。
実験では、さらにミジンコをこのティーバッグに通したお湯の中に入れました。
そうすると、ミジンコに行動異常が出たようです。
すでにマクロ&ナノプラスチックの土壌・水質汚染が進行していて、海洋蓄積で魚や海洋動物が大量のプラを吸い込んでいることをお伝えしてきました。
すでに水道水やボトルウォーターにも含まれているでしょう。
これにプラのティーバッグは拍車を掛けることになります。
プラはエストロゲン(発がん物質)ですから、みなさんも十分にご留意ください。