食品のパッケージ。
水・油をはじいて、難燃性(燃えにくい)。シミがつきにくい・・・・・
こんな食品のパッケージ(包装紙)があれば、理想的ですよね(^_-)-☆。
このすべての条件を満たす夢の物質が「ペルフルオロアルキル物質(Per- and polyfluoroalkyl substances (PFASs))」と呼ばれる化学合成物質です。
この「ペルフルオロアルキル物質(PFASs)」は、食品のパッケージ以外にも界面活性剤、撥水剤、ワックス、コーティング剤(テフロンなど)等の製造に用いられている。
とくにファストフードや電子レンジ調理ポップコーン袋は、十年以上前から、この「ペルフルオロアルキル物質(PFASs)」が食品に移行していることに警告が声は小さいですが、報告されてきました。
この物質は、フッ素化合物ですから、甲状腺ダメージをはじめとして、癌、免疫抑制(炎症)、発達障害、性機能異常など引き起こします(Environ Health Perspect 2013, 121(11–12):1313–1318)(Environ Health Perspect 2012, 120(7):1036–104)(JAMA 2012, 307(4):391–397)。
この物質は、実際に現代人の胎児~成人の血液、臓器に高濃度に検出されています(Environ Res. 2019 Sep 27;179(Pt A):108775)(Environ Int. 2019 Mar;124:482-492)(Environ Int. 2018 Oct;119:165-173)。
最新の研究でも、ポップコーンやファストフードの消費と「ペルフルオロアルキル物質(PFASs)」の血液濃度が比例して高まることが報告されました(Environ Health Perspect. 2019 Oct;127(10):107003)。
これはポップコーンやファストフードに食品の包装で使用されている「ペルフルオロアルキル物質(PFASs)」が移行していることを示しています。
一方、自宅での調理が多くなるほど、「ペルフルオロアルキル物質(PFASs)」の血液濃度が低下していきます。
つまり、綺麗にパッケージされた加工食品は、食品そのものの危険性は言うに及ばず、パッケージに添加されているフッ素化合物が移行している危険性もあるのです。
フッ素化合物は難分解生で、環境中にも蓄積していきます。つまり、植物(穀物)・動物を食べることによってもヒトに濃縮されていくのです。
これこそ悪循環ですね。
コンビニで電子レンジで温める・・・・・・・
これがいかに危険な行為か分かりますよね(^_-)-☆。