みなさんは、お酒を飲むことが多いでしょうか?
最近は、日本酒やワインなども、乳製品、ハチミツ、オリーヴオイル、医薬品やサプリメントと同様、不純物を添加した加工食品になりつつあります。。。。。
さて、日本人を含めたアジア人は、ヨーロッパ系の白人と比較すると、お酒を分解する酵素が少ないと言われています。
それでもアルコール常用による肝硬変は、それほどアルコールを摂取しない日本人に比べて、ヨーロッパ系の白人に多い訳ではありません。
おそらく何か重要な”環境因子”があるはず・・・・・
この鍵を解く重要な研究が報告されていました(^_-)-☆。
それは飽和脂肪酸が、アルコールによるリーキーガットを防ぐことで、肝硬変の発症を食い止めるという内容でした(Gastroenterology. 2015 Jan;148(1):203-214.e16)。
とくに長鎖のパルミチン酸やステアリン酸にその効果が高いということでした。
腸内細菌も作ると言われている短鎖の飽和脂肪酸には、肝硬変を予防する効果はありませんでした。
さらに遡った過去の研究では、これらの長鎖の飽和脂肪酸(LCSFA)は、現代人の体内に蓄積したプーファ(PUFA)の脂質過酸化をブロックする作用が肝硬変の発症を防いでいることも示されています(Gastroenterology. 1995 Aug;109(2):547-54)。
ヨーロッパに旅行に行ったことのある方なら、この研究内容でピンと来たはずです(^_-)-☆。
ロシアを含めたユーラシアの中央から北では、本物の乳製品が基本の食事になっています。
この乳製品は飽和脂肪酸がリッチなのです。
ヨーロッパ人が体も大きくて丈夫なのは、決して遺伝ではありません。
日本人でもヨーロッパで本物の乳製品でしっかりと育つと、彼らと遜色のない体型になります(^_-)-☆。
ワインなどにチーズが添えてあるのも頷けますね(^_-)-☆。