腸内細菌は特に小腸には存在しない方がよいと以前からお伝えしてきました。
現代医学ではまだ腸内細菌研究に資金が提供されていますが、まったく根治治療につながらないため、随分と下火になってきている様子です(^_-)-☆。
さて、今回は口腔内バクテリアについて。
これはあった方が良いでしょうか?
よく善玉菌という幻想がふりまかれますが、そのようなものは”実在”しません。
バクテリアはビタミンやアミノ酸などの私たちに必要な栄養素を提供するということを言う人がいます。
このビタミンやアミノ酸は、乳製品などの本物の食品を摂取していれば、比較にならないほどの微量です。
それよりも、エンドトキシンや乳酸などのシックネス・サブスタンス(病気の場を作る物質)の産生が問題となります(デメリットが大きい(^_-)-☆)。
その意味では悪玉菌というバクテリアも存在しません(^_-)-☆。
あらゆるバクテリアは潜在的に、エンドトキシンなどの毒性物質を放出するのです。
そうすると、バクテリアそのものは存在した方がよいのか・・・・・?
今回、口腔内バクテリアが、硝酸を亜硝酸に変換すること。そして、そのバクテリアが変換した亜硝酸が唾液腺から放出されて、それが体内で一酸化窒素(NO)に変換されることが分かりました(
Free Radical Biology and Medicine, 2019; 143: 252)。
一酸化窒素(NO)は、シックネス・サブスタンス(病気の場を作る物質)の代表です。
もちろん、現代医学ではその反対を教えていますが・・・・( ;∀;)。
この臨床実験では、抗菌作用のマウスウォッシュをすると、一酸化窒素(NO)の量が低下したといいます。
抗菌作用のマウスウォッシュはお勧めしませんが、少なくとも口腔内バクテリアが減少することで、発がん作用のある一酸化窒素(NO)を減少させることができます。
数年前は「腸内細菌はない方が本来は良い」という話をすると、みなさんに困惑されましたが、ようやく拙著『慢性病は現代食から』を上梓(じょうし)してから、徐々に理解されるようになりました(^^♪。
これは口腔粘膜を含めた粘膜に存在するバクテリアも少ない方が良いと言うエビデンスを示しています。
バクテリアが私たちの健康を左右しているのではなく、私たちが糖のエネルギー代謝でバクテリアをコントロールしているのです(^_-)-☆。