みなさんは、青魚や魚の油がまだ健康に良いと思われていますか?
オメガ3神話はまだ代替医療の世界だけでなく、現代医学の中でも生きながらえています・・・・瀕死の状態ですが・・・・(^_-)-☆
さて、オメガ3のサプリメントに入っているEPA、DHAは、あらゆる食品に混ぜられている植物油脂よりも容易に酸化されます(腐りやすい)。
実際に・・・・・
オメガ3のサプリメントを摂取するとまず胃そして小腸で酸化されて、発がん性が証明されているアルデヒドを発生させます。
このことは動物実験や細胞実験でも確認されていることを拙著『オメガ3の真実』に詳述しています。
今回は、臨床実験でオメガ3のサプリメントの効果を調べた研究が報告されています(Eur J Clin Invest. 2018 Sep;48(9):e12998)。
心不全の人にオメガ3のサプリメントを与えた実験です。
HDLというデトックス機能をもつ脂質タンパク質があります(善玉コレストロールという見当違いのネーミングをつけている(^_-)-☆)。
HDLの主要成分であるアポ脂質タンパク(apolipoprotein A1)は、小腸粘膜でも産生されています。
オメガ3のサプリメントを摂取すると・・・・・
小腸でアルデヒドを発生させて、アポ脂質タンパク(apolipoprotein A1)を変性させました。
予想通りですね(^_-)-☆。
その結果、HDLのデトックス機能(この論文では抗酸化作用としている)が低下しました。
このHDLの機能低下は、オメガ3の摂取量が多いほど、著明になりました。
これはあくまでもオメガ3が一つのタンパク質の機能を変性させる結果を示した実験に過ぎません。
私たちの体は、多数のタンパク質(酵素も含める)、脂質複合体、遺伝子などで構成されています。
オメガ3、あるいはそこから自動酸化で発生するアルデヒドは、このようなタンパク質、脂質、糖質あるいはその複合体を変性させます。
これによって、アルデヒドは生命体の機能・構造を変性させていきます。
私がある意味、植物油脂よりもオメガ3の害悪が強い(と言っている(欧米でもこのことを言っている人はごく少数です)は、基礎的なサイエンスを勉強していると誰でも気づくことなのです(^_-)-☆。
Killing us softly with ・・・・・・(^_-)-☆。