同じストレス環境にあっても、ストレスを強く感じる人とそうでない人がいますね。
みなさんは、どちらのタイプでしょうか?
ストレスに対する耐性(感受性)も遺伝子が原因ではありません。
それでは何がストレスの感じやすさを左右しているのでしょうか?
その鍵を解くのに、ストレスによって引き起こされる代表的な脳の病態(menal illness)がヒントになります(^^♪。
その代表的な脳の病態として、うつ病(major depressive disorder (MDD))、外傷後ストレス症候群(posttraumatic stress disorder (PTSD))があります。
これらの脳の病態は、より女性に多く認められることは過去の疫学的調査でもたびたび言及されています。
その理由は・・・・・・
「エストロゲン」にあります(^_-)-☆。
通常はストレス反応を引き起こさないレベルのストレスでも、エストロゲンがあるとストレス反応を引き起こすのです
Cereb Cortex. 2010 Nov; 20(11): 2560–256)。
エストロゲン単独でも、体内の濃度が高まると同じストレス反応を引き起こすことは、「ストレス学説」のセリエの実験で確かめられています。
つまり、エストロゲンはストレスのアンプ(増幅器: amplifier)ということです。
すぐにキレやすい、機嫌が悪くなるというのもストレス耐性が低い、つまり”高エストロゲン”状態であるという証拠です。
糖のエネルギー代謝が回っている人でさえ、長時間に渡って糖質制限、ケトン食、ファスティングなどで低血糖にすると・・・・・
あるいはエストロゲン作用リッチのプーファ(PUFA)、野菜や豆を食べると・・・・
もちろんキレやすくなります。。。。。
これは低血糖による強力なストレス反応でエストロゲンの産生がアップするからです。
現代では、男女に関わらずエストロゲン過剰になっています(正確にはエストロゲン過剰にさせられている)ので、社会全体が一触即発の状態になっているのも頷けますね(香港の暴動のように、マッチ1本の火で燃え盛る・・・・・by CIA)。
ストレス耐性を高めるには、どうしたらよいのか。
もうみなさんは明確になりましたよね(^_-)-☆。