Book

『ストレスは好奇心を低下させる!』

 

みなさんは、ストレスをどのように対処しておられるでしょうか?

私はこの歳になって、人間にはストレス耐性がまったくない人から高い人までかなりのバリエーション(タイプ)があることを知りました。

しかし、どのタイプでも糖のエネルギー代謝が低下すると、途端に不機嫌になり、他者に対する思いやりが低下していきます・・・・

さて、野生のウグイス(songbirds)を捕まえて、4週間の変化を調べた研究が報告されています(Scientific Reports, 2019; 9 (1) )。

この研究では、捕獲というストレス状態で野生のウグイスの脳の変化を調べています。

なんと、あのPET検査を利用して、脳のドーパミン(dopamine)の動きを調べました。

ストレスが高くなるにつれて、脳のドーパミンの受容体が減少していきました。

脳のドーパミンの受容体が減少するほど、ストレス反応(羽を逆立てるなど、feather ruffling)を示しました。

つまり、ストレスによってドーパミンが減少したということです。

この研究では調べられていませんが、その代わりにセロトニンが増加しているはずです。

ドーパミンが高いほどストレス耐性があるとも言えます。

好奇心旺盛(高ドーパミン)なときは、ストレス耐性が高い。

そして、ストレス下では好奇心はなくなっていく(それよりも自己保存に向かう)ということですね(^^♪。

ストレスが溜まると創造性は低下していくのです。

生命体の進化の鍵は、ストレス対処が鍵を握りそうです(^_-)-☆。

しかし、野生の鳥にPET検査をして高線量の放射線を被ばくさせる研究は、問題ですね(^_-)-☆。

 

関連記事

  1. 『ある看護師のつぶやき:このようなワクチンは前代未聞〜再検討シリーズ』…

  2. 『プラスチックのリサイクルはエコではない〜俯瞰シリーズ』

  3. 『日本でも起こる新型コロナ遺伝子ワクチン接種後のアナフィラキシー反応』…

  4. 『医療従事者に優先してワクチンを接種するエビデンスは?』

  5. 『拙著「ワクチンの真実」に関する質問への回答』

  6. 『ミミズの効能〜民間療法シリーズ』

  7. 『農作物を守る「水」〜リアルサイエンスシリーズ』

  8. 『慢性病と歯の健康!』