みなさんは、ワンちゃんや猫は痛みを感じると思いますよね。
それでは赤ちゃんはどうでしょうか?
まだ成人のように脳および神経系が発達していないですよね。
昔(今でも( ;∀;))は、赤ちゃんは痛みを感じないからとって、麻酔なしで手術していたのです・・・・・・・(;^_^A
それでは下等動物と看做される昆虫はどうでしょうか?
昆虫は痛みを感じるか?・・・・・
私は子供の時に、よくクワガタやカブトムシを採集して、1日中観察していました。
その時の経験からは、答えは「Yes!」です(^^♪。
最新の研究で、ショウジョウバエ( fruit fly)は、急性の痛みだけでなく、私たちのように慢性痛も経験していることが明らかにされました(Science Advances 10 Jul 2019)。
しかも、痛みの経験のあとには、外傷後ストレス症候群(PTSD)のようになり、その痛みを引き起こした環境を非常に警戒するようになります(hypervigilant)。
私たち、いやワンちゃんなどとも同じですよね(^^♪。
今回驚いたのは、ショウジョウバエの慢性疼痛のメカニズムです。
このメカニズムも私たちとまったく同じで、痛みを抑える経路(GABA, グリシン)の機能不全が原因です。
コラーゲン(あるいはグリシン)が慢性疼痛に効果があるのは、この痛みを抑える経路を活性化するからです(^_-)-☆。
ショウジョウバエは、人間の赤ちゃんより脳も神経系も発達していません。
ということは・・・・・・・
赤ちゃんは訴えることができないだけで、痛みを感じているということです。
「人の痛みの分かる人間になれ」とよく言われますが、より正確には「生命体の痛みの分かる人間になれ」ですね(^_-)-☆。