私は、1980年代(今から40年前!!)のコーヒーの宣伝が好きでした。
特にネスカフェの宣伝のナレーションは、今聞いても素晴らしく
詩的で情緒あふれています(現在の映画も含め、芸術の劣化が激しい。。。。。( ;∀;))。
個人的には健さんのコーヒーの宣伝がたまらなく好きですが・・・・・・(不器用な感じが自分と似ている(^_-)-☆)
さて、コーヒーがダイエット効果が高いことをみなさんはご存知だったでしょうか?
最新の研究で、コーヒーのダイエット効果を調べたものが報告されています。
みなさんは、脂肪には2種類あることをご存知でしょうか?
ひとつは皆さんのお腹にだぶついている脂肪。
これを白色脂肪(white fat)といいます。この脂肪は、現代人ではプーファ(多価不飽和脂肪酸)の貯蔵庫になっています
(^_-)-☆。
もう一つは褐色脂肪(brown fat)。
こちらは白色脂肪とは違い、糖などのエネルギー源を燃焼させて熱産生する脂肪です。
褐色脂肪(brown fat)は、赤ちゃんや冬眠動物には豊富にありますが、成人にはあまり発達していないといわれていました。
しかし、近年になって、褐色脂肪は成人でも首の周辺に存在することが確認されています。
今回の研究では、褐色脂肪細胞および人体にコーヒーの主成分であるカフェインを作用させてその効果を確認しました。
その結果は・・・・
いずれも褐色脂肪組織のミトコンドリアの代謝を高めて、熱産生が高まりました(Scientific Reports, 2019; 9 (1))。
つまり、褐色脂肪細胞の糖のエネルギー代謝が高まったのです(^_-)-☆。
しかし、問題はここからです・・・・
糖質が少ない場合は、褐色脂肪細胞もどこからエネルギー源を引っ張ってこないといけません。
この場合は、白色脂肪を溶かして(リポリシス!(^^)!)脂肪をエネルギー源とするのです。
脂肪をエネルギー源とした場合は、褐色脂肪細胞は徐々に機能低下していきます(ミトコンドリア機能障害が起こる)。
したがって、コーヒー、つまりカフェインとは糖といつもコンビネーションにしないといけないのです(X バターコーヒー)。
このようにカフェインは、褐色脂肪を活性化させて、盛んに熱産生をさせます。しかも血糖値は低下します。
糖尿病の人がなぜ体温が低いのか?
それは、褐色脂肪が活性化していない(脂肪のエネルギー代謝になっている)ためです(^_-)-☆。