今日は、先日書き上げたパレオ協会ニュースレター『牛乳アレルギー再考』の内容をここでもシェアしたいと思います(^_-)-☆。
みなさん、「牛乳アレルギー」と聞くと、カゼイン(ケイシーン)やホエイなどのミルクタンパクがアレルゲンだとお考えになっていないでしょうか?
私は、5年前からカゼインやホエイはアレルゲンになり得ないことをお伝えしてきました。
それでは一体、牛乳の何が一部の人に激しいアレルギー反応を起こすのでしょうか?
私は、卵アレルギーや花粉症の本当の原因がプーファにあることを突き止めました(『オメガ3の真実』参)。
そして、牛乳アレルギーのあるお子さんは、同時に卵アレルギーがあることから、牛乳アレルギーもプーファの仕業に違いにないと踏んでいました。
しかし、牛乳は飽和脂肪酸リッチでほとんどプーファはありません。ここがプーファが少なからず含まれる卵との大きな違いです。
それではどうして牛乳にアレルギーが起こるか??・・・・・・・
ハチミツの論文を渉猟するうちに、牛乳が食品の中で2番目に偽装が多い(異物混入 adulterationされている)ことを知り、ひょっとするとここに真相があるのではないかと調査を進めました。
なんと飽和脂肪酸リッチの牛乳に、植物油脂というプーファを高率に混ぜるという偽装が常習化されていたのです(Food Chem. 2017 Apr 15;221:1232-1244)。