私はストレスが蓄積すると、森に入りたくなるのと同時に土を触りたくなります。
庭で素手で草抜きしていると気分転換できます。
子供たちも泥遊びが好きですよね。
ワンちゃんも泥遊びが大好きです(^_-)-☆。
みなさんは如何でしょうか?
近年で急増しているアトピー性皮膚炎、喘息などのアレルギー疾患やリウマチ、SLE、潰瘍性大腸炎、多発性筋炎などの自己免疫疾患。
その原因の一つに以前から「衛生仮説 (hygiene hypothesis)」というものが提唱されています。
これは、都会に住む人間が、自然との接触を失うことで、炎症を引き起こしやすい体質になっているということを指します。
自然との接触の中でもバクテリアなどの微生物との接触を失うことが、私たちの免疫系の健全な発達を損なっているということですね(^^♪。
さて、今回、その土との接触に関して、非常に興味深い研究が報告されています(Psychopharmacology (Berl). 2019 May 22.)。
土壌に含まれるあるバクテリア(Mycobacterium vaccae)は、私たちの免疫系に作用して炎症を止める作用があることが分かったのです。
このバクテリアがマクロファージに貪食されると、ある脂肪酸(10(Z)-hexadecenoic acid)を放出します。
この脂肪酸は一価の不飽和脂肪酸で、私たちの体内で飽和脂肪酸(パルミチン酸)から合成することができるものです。
この脂肪酸は、エンドトキシンによる炎症をストップすることが分かったようです(^^♪。
なぜ土いじりで気分が落ち着くのか?
これは、エンドトキシンなどによる体内の炎症を鎮める作用があるからですね(^_-)-☆。
アーシングが体に良いのも、一部はこの土(バクテリア)との接触による抗炎症効果もあるのではないでしょうか(^_-)-☆。
拙著『慢性病は現代食から』にもこの「衛生仮説」を取り上げましたので、再読して頂ければ幸いです(^_-)-☆。