マリリン・モンロー、マドンナ、レディ・ガガ・・・・・
スターに押し上げられる女性は共通点がありますね。
みなさんはその共通点にお気づきになられていますでしょうか?
さて、レディ・ガガは体中が激しく痛む難病に冒されていることは有名です。
専門用語では、「線維筋痛症(fibromyalgia)」と呼ばれています。
もちろん現代医学では原因不明とされ、治療薬も対処療法に終始しています。
最新の研究で、線維筋痛症は、インシュリン抵抗性という状態の部分症状ではないかという興味深い内容が報告されています(PLoS One. 2019 May 6;14(5):e0216079)。
インシュリン抵抗性は、Ⅱ型糖尿病の特徴とされているものですね。
インシュリンが細胞に作用しないため、ブドウ糖が細胞内に入りません。つまり、「細胞内低血糖」という致命的な状態を引き起こします。
インシュリン抵抗性の真の原因は、“プーファ”であることを近著の2冊(『慢性病は現代食から』および『オメガ3の真実』)で詳述しました。
今回の研究では、実際に線維筋痛症の人は、慢性的に高血糖(細胞内低血糖!)になっていることが分かっています。
糖尿病の典型的な臨床症状をご存知でしょうか?
手足の先に痛みを感じるようになります。専門用語で「末梢神経障害」と言われるものです。
線維筋痛症は、この糖尿病の末梢神経障害が著明に出ている症例に過ぎないというものです。
したがって、糖尿病の治療薬が線維筋痛症には有効で、その逆に線維筋痛症の治療薬が糖尿病に有効であることも分かっています。
線維筋痛症の治療薬は、ギャーバ(GABA)作動薬(商品名:リリカ)ですが、この薬はインシュリン抵抗性を改善するのです。
ギャーバ(GABA)作動薬は、脳の興奮を抑える効果があるため、てんかん発作にも使用されています。
糖のエネルギ―代謝を回すヘルシネス・サブスタンス(健康の場を作る物質)は、全てではありませんが、同時にギャーバ(GABA)作用を持ちます。
とくにナイアシノマイド(ニコチン酸アミド)は、ギャーバ(GABA)作用が強いため、糖尿病だけでなく、てんかんや不眠症などにも有効です。
難病といわれるものも、このように単に糖のエネルギ―代謝が低下している状態の一つに過ぎないのです(^_-)-☆。