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『化粧品コーナーで気分が悪くなるのは?』

 

デパートの1階には、たいていシャネル、ディオールや資生堂などの化粧品コーナーが並んでいます。

どうしても上の階にあがるのに、ここを通らないといけないのですが。。。。

この化粧品コーナーを通り過ぎと、いつも気分が悪くなるのです。

ひどいときには頭痛がします・・・・・・

次第に化粧品コーナーを通り過ぎるときには息を止めるようになりました(^^♪。

さて、今回、この原因に関する研究が報告されています(Environmental Pollution, 2019; 249: 518)。

米国コロラド州のネイルサロンで働く女性の調査です。

1週間に平均約50時間働く女性に、頭痛、皮膚や目などの刺激症状が確認されました。

その原因となる物質とは・・・・

塗料に入っているベンゼン、トルエン、キシレンそしてフォルムアアルデハイドが揮発した気体。

フォルムアルデハイド(ホルムアルデヒド)は拙著『プーファフリーであなたはよみがえる』に詳述した強力な粘膜刺激作用を持ちますが、ベンゼンなど他の物質と同じく発がん物質です。

ベンゼンやトルエンなどは白血病、リンパ腫などの関連が報告されている有名なエストロゲン作用物質です。

ネイルサロンで働く女性の、これらの有害なケミカル揮発物質の暴露は、石油精製所やガレージ内で働く車両関係者と同程度だったようです。

つまり、化粧品コーナーで私が頭痛をしたのは、アルデヒドなどの揮発物質を吸い込んで、血液内にはいって全身を循環するからです。

この論文では、その対処方法も書かれていました。

有害な揮発物質を吸着するのには、やはり換気と活性炭が有効であるとのこと。

ネイルサロンだけでなく、現代社会(特に日本)では、アルデヒドなどの揮発物質が調理場、スーパー、コンビニや外食産業周辺に充満しています。

これが自分の家にも流入することは避けられません。

みなさんのご自宅に活性炭や竹炭を置いておくことも、健康の場をキープする良い方法です(^_-)-☆。

私もようやく良質な竹炭を入手することができましたので、ご希望の方はお問い合わせ頂ければと思います(^_-)-☆。

ところで、なぜこのような危険な化粧品コーナーがデパートの1階に必ずあるのか?

それは、デパートの中の収益に一番貢献しているからです(^_-)-☆。

 

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