DVD

『そのアミノ酸ドリンク大丈夫?-BCAAの留意点』

 

どうしても筋肉をつけたい。。。。。。

あなたのその切実な願望の足元を見てというと言い過ぎになりますが、マーケットにはプロテインパウダーやアミノ酸ドリンクがあふれかえっています。

 

最近、1年ぶりくらいにトレーナー志望のスリムマッチョの若者とジムで出会いました。

私が1年前に伝えた内容を勉強したらしく、「ストレスがかかるとコルチゾールで筋肉が分解するので、1時間以内にトレーニングは抑えています。せっかく鍛えたのに分解したらもったいない。」と言っていました。

素晴らしい・・・(^_-)-

やはり素直な性格の人は、進歩が速いですね(^^)

私は、その逆(トレーニングを13時間以上)をやって、本当にうつ病になりかけました。。。。涙

ところがその彼にも問題がありました。

プロテインパウダーが良くないことをお伝えしていたのですが、その代わりにBCAA(分枝鎖アミノ酸)のドリンクばかりを飲んでいたとのこと。

BCAA(分枝鎖アミノ酸)とは、具体的にはルーシン(ロイシン)、アイソルーシン(ロイシン)、ベイリン(バリン)といった必須アミノ酸

私の必須アミノ酸は医学の教科書とは全く違いますが、BCAAは必須アミノ酸として基礎医学シリーズでも紹介しています(^_-)-

今回、そのBCAAについての興味深い研究が報告されています(Nature Metabolism (2019) )。

マウスの食餌にBCAAを通常に2倍量与えると、食事摂取量が増加し、肥満になったということでした。

そして寿命も短くなっています(他のマウスは通常量、半分量、1/5量のBCAAを摂取している)。

御多分に漏れず・・・・・

この論文でもBCAAの悪影響は、トリプトファンが脳で不足することでセロトニンというハッピーホルモンが減少するからとしています。

このようにメインストリームの医学は、セロトニンがまだハッピ―ホルモンと思っているのです(^_^;)

そうではありません。

 

BCAAを過剰摂取すると、トリプトファンだけでなく、ドーパミン(スリムな体を創る)の元になるアミノ酸の脳への運搬をブロックするからです。

BCAAと一緒に摂取するアミノ酸が必須なのです。

BCAAは動物性食品(赤肉、乳製品、鶏肉、卵、魚)などに豊富に含まれています。

 

たしかに、今回少し驚いたのですが、スリム筋肉マッチョの彼のお腹も若干出ていたので、彼もそれを気にしてました。

今度はアミノ酸の摂取の仕方(コラーゲン、グリシンなどでバランシングすることとアミノ酸サプリの内容)をお伝えしました(^^)

 

関連記事

  1. 『現代医療のインセンティブは?〜俯瞰シリーズ』

  2.  『野菜とがんの転移の関係』

  3. 『低カロリー甘味料の危険』

  4. 『世界大戦(ビッグウォー(big war))の前ぶれか? ~俯瞰シリー…

  5. 『放射線照射の食品は安全か?』

  6. 『ヨーロッパでの新型コロナ第二波について』

  7. 『ワクチン接種後にはがん検診を行ってはいけない理由』

  8. 『NYの新型コロナウイルス感染症:医薬品、ワクチンよりも衛生・食事を』…