私は昔から、あの異常に明るい蛍光灯がどうも苦手でした。
サイエンスの基礎を勉強しているうちに、私たちの糖のエネルギー代謝と太陽光との関係が深いことが分かりました。
さらに糖のエネルギ―代謝を蛍光灯がブロックすることが理解できました。
体のセンサーはここでも合っていました(^○^)。
基礎医学シリーズDVDでも、パーキンソン病が蛍光灯暴露で発症リスクが高くなることをお伝えしています。
さて、今回、蛍光灯が昼行性、夜行性の動物にもたらす変化を遺伝子レベルで調べた研究が報告されています(Genes 2019, 10(4), 271;)。
脊椎動物で昼行性(diurnal)あるいは夜行性(nocturnal )をもつものとして、ゼブラフィッシュ、メダカ、マウス(hairless mouse)を実験対象としています。
これらの動物への蛍光灯の影響を調べています。特に皮膚、肝臓、脳といった組織に起こる変化に着目しました。
その結果・・・・
この3種の動物の皮膚、脳で炎症反応が引き起こされました(TNF, IL-1Bの上昇)。
ゼブラフィッシュ、メダカでは肝臓でも炎症反応が引き起こされましたが、マウスのみ肝臓では炎症反応は抑制されたようです。
マウスのみ夜行性なので、少し反応が違うのかも知れませんが、蛍光灯が昼行性、夜行性のいずれの動物にもストレスになっていることは間違いありません。
以前にもお伝えしましたが、塾、学校などの教育・公共施設だけでなく、病院、介護施設やスーパー、デパートなどのプライベート施設でも蛍光灯が明々と照らされています。
人工照明も人工甘味料と同じ効果を持つというのは、現代社会の様々なシステム(人工的)に問題提起を投げかけているのではないでしょうか(^_-)-☆。