『今年のファッションはこれ!-避妊のイアリング、ネックレス』

 

世の中には変なことを考え出す人がいますね(^^♪。

なんと避妊のピルをイアリング、ネックレスあるいは腕時計の裏面に貼り付けたものを開発しています。

レディ・ガガでも使ってファッションとして広められるかも知れませんが・・・・・・・

避妊用のピルをシール状にして皮膚に貼り付けたものでは、すでに一定の避妊効果が得られているようです。

今回、ブタに避妊ピル・イアリングをさせた実験が報告されています(Journal of Controlled Release, 2019; 301: 140 )。

ブタに真珠ではありません・・・・・・(^^

イアリングをするのは日中で、睡眠時には外しますので、避妊ピル・イアリングを装着するのは16時間に設定しています。

そうすると、イアリングを外すと、避妊ピルの濃度が低下しましたが、十分な効果を示す濃度を維持していたとこのことです。

ラットの実験でもこのことが確認されたようです。

イアリングで挟まれた避妊ピルは耳の皮膚にずっとあたっていますから、その皮膚から血液内に吸収されていくのですね。

定期的にイアリングのシールを貼りかえるだけでよいので楽だと書いています。

さて、、、、、

この避妊ピルは、「レボノルゲストレル(Levonorgestrel」というプロゲスティン(progestins)という製剤です。

この製剤は、私たちが糖のエネルギー代謝で産生するプロゲステロンとは「似て非なる」ものです(『糖のエネルギー代謝と不妊・更年期障害・PMSDVD 参)。

エストロゲン作用、コルチゾール作用など本物のプロゲステロンとは逆の作用をするのです(エネルギー代謝低下、発がん作用)。

たしかに、このような化学合成品が血液に入れば、妊娠がうまくいかなくなるのは当然でしょう。

なぜなら妊娠にはエネルギー(糖のエネルギー代謝)が必要だからです。

しかし、エストロゲン作用、コルチゾール作用、つまり発がんを促すような製剤をいくらイアリングやネックレスといっても、長期的に装着するのは大変危険です。

女性のみなさんも、イアリングやネックレスを購入するときは、変なシールがはっていないかを確認されてください(^_-)-☆。

 

関連記事

  1. 『二酸化炭素ががんの特効薬』

  2. 『 映画館に入ると気分が悪くなる理由』

  3. 『マスクなしでも大半は感染源にならない理由』

  4. 『私たちは毎日プラスチックを吸い込んでいる!』

  5. 『アレルギーに効く食べ物とは?』

  6. 『抗酸化サプリメントを摂取してはいけない理由〜リアルサイエンスシリーズ…

  7. 『使ってはいけない調理器具:テフロン加工〜リアルサイエンスシリーズ』

  8. 『動物園の動物に映る私たちの健康状態』