みなさんは、何か食べ物や身に着けるものでアレルギーがでるということはないでしょうか?
アトピー性皮膚炎、花粉症、喘息、食物アレルギー、金属アレルギーなどたくさんのアレルギーとよばれる不快な状態を引き起こすものがあります。
アレルギーの不快な症状を止めるために、炎症性物質をブロックする薬剤を使用するか、あるいはアレルギー源となるものを避けるという方法しか現状はありません・・・・・・
そして現代では、なんとアレルゲンそのものを注射する減感作療法と呼ばれる荒治療まで登場しています。
今回、マウスの食品アレルギー(牛乳アレルギー)のモデルで、アレルギー反応を見事に抑えるある物質が判明しました(Nutr Res. 2018 Oct;58:95-105)。
その物質とは、コラーゲンに含まれるアミノ酸「グリシン」です。
このマウスのアレルギーモデルでは、牛乳のホエイを用いています。
ホエイだけではアレルギーは起こらないので、コレラ毒をアジュバントとして投与しています。
『新・免疫革命』に詳述しましたが、アレルギーや自己免疫反応を引き起こすためには、炎症を故意に引き起こす必要があります。
そのために今回はコレラ毒を使用しています。
コレラ毒で激しい炎症が起こって細胞が壊れるときに、ホエイも一緒にそこにある場合は、これも”炎症ゴミ”と判断(記憶)するようになるのでした。
そうすると、ホエイだけでも今後はアレルギー反応が起こります。
これと同じ作用を期待して水銀、アルミなどが毒性物質がワクチンにも使用されているのです(水銀、アルミは防腐剤ではありません(#^^#))。
さて、今回の実験ではこの「コレラ毒+ホエイ」の投与の4時間前にグリシンを投与しました。
すると・・・・・・
見事に「コレラ毒+ホエイ」のアレルギー反応が抑えられたのです(^^♪。
具体的には皮膚の湿疹やアレルギーの指標であるIgE、ヒスタミンというシックネス・サブスタンス(病気の場を作る物質)などを抑えました(用量依存性に抑制)。
原始人食で私が筋肉部位よりも軟骨、皮膚などのコラーゲン部位を推奨している理由の一つがこれです。
コラーゲンの主成分であるグリシンは、細胞の過剰な興奮を抑えて、糖のエネルギー代謝を回すことが主作用です。
この作用によって、アレルギー反応も抑えられるのです。
不快なアレルギー反応を抑える根本治療は、やはり糖のエネルギー代謝を回すこと。
それにはコラーゲンが強い味方になってくれるのです(^^♪。
私もコラーゲンスープを飲むか、良質のコラーゲン粉末(ハラルの牛の骨髄)あるいは直接アミノ酸(グリシンなどの糖のエネルギー代謝を高める厳選アミノ酸)を毎日摂取しています(^_-)-☆。