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『生体電流が遺伝子のスイッチを変える!』

 

スポーツなどでは、バランスをとるために、左右対称に体を使うように指導されることがあります。

しかし、ある程度はバランスがとれますが、左右は同じように動きません。

よく考えると、生命体とくに人間の体は左右対称にはできていないという事実に突き当たります。

肝臓は右側、心臓は左側・・・・・・

さらに上下・前後もまったく違いますよね。

この上下・左右・前後の違いは、実は生体電流の流れを決定しています(極性、つまり⊕⊖を作る)。

生体電流とは、「糖のエネルギー代謝」によって生み出される電子の流れのことです。

さて、プラナリアという非常に組織再生能力が高い生命体がいます。

このプラナリアの体を分断して、電流の流れを変えて変化を見る実験が数十年前から米国のタフツ大学を中心に盛んに行われています。

今回、プラナリアを使った同様の実験で、生体電流と遺伝子の関係を調べた最新の研究が発表されました(Biophys J. 2019 Mar 5;116(5):948-961.)。

プラナリアの頭と尻尾の間を切断すると・・・・・・

切断の断面と残存組織の間に1時間以内には極性、つまり⊕⊖が出現し、生体電流が生まれます。

この極性に従って、プラナリアはまた同じ組織を再生します。

たとえば、尻尾をちょん切れば、また切断面から尻尾が再生されるのです。

この切断したときに、人工的に極性⊕⊖をなくすような操作をするとどうなるでしょうか?

そうすると再生した組織の大きさや形が変化したり、今回の研究のように尻尾のところに頭が再生するといったことが起こります(上下に2つの頭がある変態ができる)。

そして、この極性⊕⊖によって生体電流が起こることをスイッチとして遺伝子がオンになることが明らかにされたのです。

つまり、組織の再生においても遺伝子のスイッチがまず入るのではなく、生体電流が流れることで遺伝子のスイッチが入るということです。

遺伝子の動きは原因ではなく、”結果”ということですね(^_-)-☆。

したがって、生体電流を操作すると遺伝子のスイッチが変化していくのです。

以上は、拙著『ガンは安心させなさい』および『ガン安心療法、基礎医学シリーズDVD』などで強調してきた「場の理論」のことです。

ある物質の性質を決めるのは、周囲の環境である「場」であって、そのものが持っている遺伝子ではないということです(^_-)-☆。

今回は、その「場」のひとつの大きな要因として生体電流(極性)があるということを再度お伝えしました(^^♪。

生体電流も「糖のエネルギー代謝」が先にありきなのです(^_-)-☆。

 

私たちの体も極性をつくるために、左右・上下・前後が対称になっていないのですね(#^.^#)。

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