ポップカルチャー(一般健康常識)だけなく、現代医学でされも、高血圧、高血糖そのものを”悪”として扱っています。
きっと多くの一般の方も同じ認識ではないでしょうか?
今年には入ってもまだ、高血圧が体に悪い影響を与えるという疫学的調査(エビデンスレベルの低い統計調査)が散見されています・・・・・
陽子先生とのウエルネスラジオをご視聴して頂いた方は、ご存知と思いますが、高血圧、高血糖は”結果”であって、病気の原因ではありません。
動脈が硬くなっているから血圧を上げざるを得ないのした(^^♪。
これを薬で無理やり下げると・・・・
各組織へ血液が流れなくなります。
降圧剤に分類される中で、唯一理論的(原因にアプローチしている)に作られているのが「アンジオテンシン受容体拮抗剤」(受容体は存在しませんが・・・)というものです。
この薬効は、ストレス物質であるアンジオテンシンおよびストレスホルモンであるアルドステロン(動脈硬化の原因の一つ)の産生をブロックすることです。
この薬は”結果的”に血圧を下げる作用をもたらします。しかし、それほど血圧を低下させる効果はないところから、血圧を下げることが最優先ではない(対症療法)ことがよく理解できます。
そして、高血糖。これも高血糖がAGEsを作って炎症を引き起こすということがまことしやかに唱えられていました。これが大きな間違いであることをお伝えしてきました。
高血糖も実は非常にストレス時には大切になってきます。組織のストレス応答には糖が余分に必要になるからです。
過去の研究でもこのことを証明した論文報告がありました(Neurology. 2007 Sep 4;69(10):979-85)。
85歳以上の高齢者では、むしろ高血圧、高血糖が認知症の進行を遅らせる効果があるのです。
高齢者なるとプーファの蓄積から、動脈硬化と糖尿病様代謝(脂肪のエネルギー代謝)になっています。
この状態では、組織の血流をキープするために、血圧を上げなければなりません。
また、血液中のプーファの増加によって、糖の細胞内利用がブロックされる状態になっています。この場合でも、より血糖(特に果糖濃度)を高くすることでプーファの影響を減らすことができます(ランドル効果)。
糖尿病は砂糖(sucrose)やハチミツで治ることがこれを証明しています(^^♪。
ただし、若いときから高血圧、高血糖というのは、すでに生理学的年齢は高齢者ということですから、これはいただけません(^_-)-☆。