プロスポーツやオリンピックを目指すアスリートだけでなく、高校・大学進学のためにも幼い頃からある一つのスポーツに専念させることが現代の風潮になっています。
これは特に米国の大学など授業料がバカ高いところでは、スポーツ入学で奨学金を得られるチャンスがあるからです。
小さいときから一つのスポーツに専念させることを英才教育とも呼んでいますが・・・・・
小さいときから、やっていると年季は入りますが、これは果たして良い結果をもたらすのでしょうか?
最新の研究で、14歳以下で一つのスポーツに専念させると、将来怪我や故障を起こしやすいことが米国スポーツ医学会で報告されました。
これは過去の研究でも確認されています(Orthop J Sports Med. 2017 Jul; 5(7): 2325967117703944)。
甲子園で活躍した有名高校球児がプロ野球に進んでも、活躍したというのはほんの一握りです。
ほとんどは、故障やケガだけでなく、精神的プレッシャー(燃え尽き症候群)などで現役引退を余儀なくされています。
私も若い時に野球の投手をやっていましたが、同じ箇所ばかりに負荷がかかるので、肘、肩などがよく痛みました。
また体の使い方が左右対称ではないため、今でも私の足の長さが左右違います。
マッサージなどでこのことを指摘されると、改めてスポーツは体によくないと思います。
それに加えてスポーツは、競技に体を合わさないといけないので
呼吸を自分で調整できません(過呼吸になる)。
これが私が自分で調整できる筋トレやストレッチをスポーツよりも勧める理由です。
特に若いときには、体の一部を過酷に使用するようなスポーツではなく、伸び伸びと自由に体を動かすことが大切だと痛感させられます(^_-)-☆。
それ以上に過酷なスポーツに大切なことは・・・・・
それは食事の質です(^^♪。食事の内容によって、パフォーマンスに格段の差が出ます。
ナショナル・チームやプロスポーツのチームが真剣に食事について取り組まないのは不思議で仕方ありません。
やはりスポーツの世界でも、過酷な環境でも生き残っているものだけを救い上げる資本主義の悪い側面が前面に出ているような気がします。
つまり、金儲けが主目的なので、選手は”使い捨て”ということです。
最終的に残っているエリートアスリートを見ていると、ストレス対処・身体能力・精神力を司る「糖のエネルギー代謝」が回っている人たちだと思います。
しかし、本来はスポーツに従事する個人の心身能力にそれほど大きな差はないので、環境さえ整えてあげれば、すべての選手の底上げができるはずなのです(^^♪。
もちろん若い人でなく歳をとっても、食事に注意を払い、体全体を動かして内なる感性を高めておくことも大切ですね(^^♪。