医薬品の中にも有効なものがある・・・・
そう思っていた私に大きな落とし穴がありました。
それは、医薬品(特に錠剤)は、有効成分よりも添加物の方が過半数であるという事実です(^_-)-☆。
医薬品の添加物を賦形剤(excipient)といいます。
何の効果ももたらさない不活性成分(inactive ingredients)といわれてきましたが、これはとんでもないデマであることは以前にもお伝えしてきました。
今回、なんと現代医学そのものが公にそれを認める貴重な研究論文を発表しています(Science Translational Medicine 13 Mar 2019)。
経口薬42,052 種類を調査したところ、なんと その10倍近い354,597種類の添加物が混入されていたのです。
だいたい1錠の薬に平均10種類の添加物が入っています( ;∀;)。
その中でもわたしの目を引いたのは、
●約3割の医薬品に危険な着色料(二酸化チタンなど)が使用されている
●ピーナツ、コーン、大豆、セサミ、ヒマシオイルといったプーファが使用されている
●PEG、パラベンなどの発癌物質(エストロゲン)が使用されている
●アスパルテーム、サッカリンなどの毒性人工甘味料が使用されている
●GMOのコーンスターチ、グルテンなどのデンプン質(エンドトキシン発生、リーキーガット)が使用される・・・・・
などなどです・・・・・・
この論文に掲載されていた一例を挙げると、
バルプロ酸ナトリウム(デパケン)という抗てんかん薬があります。
この薬の添加物は、製薬会社によって3種類に以下の分かれます。
・ピーナッツオイル、二酸化チタン、グリセリン
・ゼラチン、コーンオイル、二酸化チタン、パラベン
・ゼラチン、コーンオイル、二酸化チタン、グリセリン、青色着色料
OMG!
私がいつも注意を喚起しているプーファ、エストロゲンやエンドトキシンを発生させる物質を医薬品が含んでいるとは・・・・・
もはやこれは治療薬とは言えませんね(#^.^#)。
ジェネリック薬というのも、この添加物の種類や量が違うだけで、危険性は変わらないのです。
この論文でも、それぞれの添加物の量では動物実験で安全性が確かめられている(要素還元主義の典型例(#^.^#))といっても、それらを混合したものでは実際にアレルギーや各種の副作用が起こっていることに警告を発しています。
実際に医薬品の添加物アレルギー(excipient allergy)の報告は近年になって急増しています(これももちろん氷山の一角)。
医薬品の添加物を賦形剤(excipient)は、何の効果ももたらさない不活性成分などではなく、私たち生体に影響を十二分に与えています。
加工食品革命によって食品に、上記の添加物を忍び込ませていることにもう十年以上も警告をしてきました。
「医薬品よ、おまえもか」という心境ですね(^_-)-☆。
有効成分だけでも作れるはずですから、なぜプーファやエストロゲン作用物質などを混ぜているのかが理解に苦しみます。
「大量生産」という近代革命の副作用が、私たちの心身の不調となって現れているのでしょう(^^♪。