これは重金属講義を長年やってきた私にとっても盲点でした。。。。
ココアの原材料およびそれから作られるチョコレートにニッケル、カドミウムなどの有害な重金属が含まれていることが最新の研究で警告されています(Food Addit Contam Part B Surveill. 2018 Jun;11(2):92-102)。
ニッケル、カドミウムは、重金属の講義でエストロゲン作用をするということをお伝えしてきました(『重金属総集編』DVD参)
カドミウムで引き起こされる「イタイイタイ病」は、まさにエストロゲンで骨が溶かされる状態です。
そして長期的にはガンになります。
10年以上前には、食品の中でチョコレートが最も鉛の汚染が深刻であることが報告されていました。
今回の研究では鉛の汚染は少ないようですが、子供に試験用のチョコレートを与えた場合、ニッケル、カドミウムの主要な体内蓄積の原因となったようです。
さて、なぜチョコレートにこのような有害な重金属が含まれているのでしょうか?
ココアの豆からもみ殻を取り除く過程および微粒化された原料を練り上げチョコレートに熟成させる製造過程で重金属のコンタミネーションが起こるようです。
さらには、ココア豆の栽培・収穫・運搬過程でもこれらの有害な重金属汚染が起こるとしています。
そもそも土壌が重金属汚染されていたら、そこに立つ植物がある程度汚染されるのは当然ですね(しかし、植物も自身のエネルギーによって、重金属汚染から逃れる仕組みを持っています(^^♪)。
したがって、チョコレートだけでなく、ココアパウダーも重金属の汚染があるということですね・・・・・・
私はチョコレート自体はあまり好きではありませんが、アイスクリームなどではチョコレート味が好きでした。
また以前はココアパウダーを買ってきて、ココアよく飲んでいました。。。。。。(;^_^A
この研究論文では、重金属を含むココアやチョコレートを摂取しないポイントとして
●厳選された原材料(土壌汚染がない)を使用しているところを選ぶ
●重金属で汚染されているという認識があって、それに対処している製造方法をとっているところを選ぶ
としています。
やはりその商品が作られている現場まで行って、自分の目で確かめることが唯一の予防原則になるのではないでしょうか。
これはチョコレートに限らず、健康に良いとされるココナッツオイルやハチミツでも同じですね(^^♪。
しかし、これは実際の末端の消費者にはとても高いハードルです。
したがって、そのような現場に体をはって行って確認をしている信頼のおける人から購入するのがベストだと思います。
本来は「信頼」ベースでしか、食品やモノを売っていないかったのですが、いつの間にか加工食品革命が起きて、原材料や作り手の見えないマスプロダクションになってしまいました。
また昔のように「信頼」ベースに戻すことが、食品汚染を防ぐ最も有効な手段だと思います(^_-)-☆。
そしてそれよりも有効な手段があります。
それは重金属などの有害物質のデトックスをする「糖のエネルギー代謝」を高めておくことです(^_-)-☆。