私の持論に「がんで死亡することはない」といものがあります。
私の臨床経験でも、実際に原発のがんで亡くなった事例はなく、手術、抗ガン剤、放射線療法やモルヒネなどの薬剤によって死亡しています。
これらの現代医学のガン治療はガンの悪性化・転移を促すからです。
あるいはがん悪液質といって、低血糖状態が原因となって、体の脂肪とタンパク質を分解して衰弱していくことで感染症や心臓・脳血管疾患で亡くなります。
脂肪組織から遊離脂肪酸・アミノ酸が血液中に出ると、ガンはさらに増殖します。
悪液質では、わざわざ自分の体の組織を砕いて、ガンにエサを供給しているのですね。
ちなみに糖質制限を厳格に行うと同じメカニズムで同じ結果を招きます。
このことはがんを専門にして、俯瞰力のある医師なら分かっていると思います(と思いたいです(^_-)-☆)。
いわゆる三大療法で死亡することの大きな原因として、がん転移を促進させる作用があることを拙著『ガンは安心させてあげなさい』『ガン安心療法』DVDでも詳しくお伝えしました。
がんが全身に転移したものは増殖が速く、転移した臓器の機能・
構造を破壊していきます。
今回、がんの死亡の原因となるリンパ節転移を起こしやすい乳がん、悪性黒色腫を調べた研究が報告されました(Science, 2019; 363 (6427): 644)。
リンパ節転移を起こしたガンの特徴として、脂肪をエネルギー源にしていることが遺伝子レベルでも証明されたのです。
がんは糖ではなく脂肪中毒であるということを拙著『ガンは安心させてあげなさい』でも詳述しました。
転移をする増殖の速い(=悪性度が高い)がんは特に”脂肪中毒”なのです。
興味深かったのは、転移したがん細胞そのものが胆汁酸を作って、脂肪を分解しやすい形で取り込んでいるのではないかという内容でした。
リンパは小腸から吸収した脂肪の通り道ですから、脂肪リッチです。
リンパ節にはがんが大好きなエサ(脂肪)がたさくんある訳ですから、がんにストレス(三大療法や飢餓療法)を与えるとすぐにリンパ節に避難(転移)します。
がン細胞にストレスを与えることがリンパ節転移の真の原因でということです(^_-)-☆。