また恒例のインフルエンザウイルス感染が増える時期になってきました。
みなさんはしっかりと対策されているでしょうか?
ワクチン・・・・・ではありませんよ(^_-)-☆。
いわゆる風邪の原因のほとんどはウイルスといわれています。
バクテリア(細菌)とはまったく異なります。
インフルエンザウイルス感染に限らず、他のウイルス感染で、皮膚脳や関節に炎症が起こることがよくあります。
みなさんもインフルエンザで関節(腰や手足の関節)が痛くなったご経験があると思います。
インフルエンザウイルスは肺の細胞しか感染しないと現代医学で言われいます。
それでは、どうしてインフルエンザウイルス(他のウイルスも)感染で関節が痛くなることがあるのでしょうか?
これは拙著『新・免疫革命』に一つの回答がありますが、今回ご紹介する最新の研究もヒントになりますのでご紹介いたします(Cell, Published: December 13, 2018)。
ウイルスは、私たちの細胞だけではなく、バクテリアにも感染します。
そうです。
もちろん、みなさんが宿しいてる皮膚や腸の粘膜に共生しているバクテリアにも感染します(^_-)-☆。
興味深いことに、バクテリアに感染したウイルスは、バクテリアがいざ増殖し始めると、バクテリアを破壊する装置を備えています。
時限爆弾を仕込んでいるといった方がイメージしやすいでしょうか(研究論文では盗聴器bugを仕掛けているという表現でした(#^.^#))?
そうすると、たとえば腸内細菌が増殖しようとしたときに、この腸内細菌を破壊することも可能になるのです。
さて、ここからは新刊『続・新免疫革命(現代食が慢性病を作る)』の内容になりますが・・・・
腸内細菌が破壊されると、その構成成分が大量に散乱します。
この破壊されたバクテリアの構成成分の中で血液に入って、全身に炎症を起こす物質があるのです。
これによって、一見呼吸器系とは関係のない関節にも炎症が起こるのです。
インフルエンザウイルスも肺の細胞しか感染しないとなっていますが、本当でしょうか?
インフルエンザウイルス感染による炎症によって、腸内の炎症物質への反応が高まるというような論文が過去にいくつかあります。
しかし、これでは「インフルエンザウイルス感染で関節が痛くなる」という現象を説明する根拠が非常に弱いように思います。
たしかにウイルスはある細胞に感染しやすいという傾向はあるかも知れません。
しかし、基本的にはウイルスは無生物で遺伝子しかありませんから、どの細胞、バクテリアに感染(遺伝子挿入)してもおかしくはありません。
実際に今回の研究で使用されたウイルス(VP882)は、コレラ菌、サルモネラ菌や大腸菌などにも感染して破壊したようです。
繋ぎ合わせていくと興味深い真実が垣間見えてきますね(^_-)-☆。