甘いものが糖尿病を引き起こすというのは、あながち間違いではありません・・・・
といったら私が意見が変わったと思うかも知れません(^_-)-☆。
いや、そうではありません。
現代の”甘いもの”というのは、「プーファ+デンプン質+添加物」の塊です。
プーファは多価不飽和脂肪酸といい、植物油脂や魚油がその代表です。
昔のおやつであったサトウキビジュース、大福や黒蜜のような純粋な糖質ではありませんよね。
さて、最近立て続けに糖尿病の発症と関連しているものが報告されています。
その一つは精神的ストレス(Expert Rev Clin Immunol. 2018 Dec;14(12):1081-1088)。
もう一つは運動不足(筋力低下)(J Diabetes Investig. 2018 Nov 2)。
これはいずれもプーファに関連しています。
まずストレスです。
ストレスがかかるとストレスホルモンが放出されますね。
ストレスホルモンの代表がアドレナリン、コルチゾール、プロラクチン、成長ホルモンといった面々。
このホルモンは何をするのでしょうか?
いずれも血糖を上げる役割をします。
砂糖悪玉説にすっかり洗脳された現代人は糖のリザーブ(備蓄)がありません。。。。。。( ;∀;)
仕方がないので、これらのストレスホルモンは、脂肪やタンパク質を砕いて糖に変換しようとします。
このとき、脂肪を分解して血液中にドバッと出てくるのが、プーファです。
プーファが血液中にあふれると、糖を細胞内で利用することができなくなります。つまり、糖尿病の出来上がり。。。。。
次に筋肉量の低下です。いつも座ってばかりいる人は特に脚の筋肉が落ちます。
実は筋肉は安静時にプーファを燃やしてくれる大事な組織です。
本当は糖をエネルギー源として使いたいけれども、脳、性腺や赤血球などに優先的に糖を流すために、泣く泣く質の悪いエネルギー源(脂肪)を使います(ただし、筋肉が活動するときは糖を使います)。
この筋肉が落ちるということは、食事中のプーファを処理することができずに、脂肪組織に、そして肝臓などの他の組織にプーファが蓄積することになります。
これはストレスがかかったときに、プーファを血液中に放出することにつながるので、やはり筋肉量の低下は糖尿病の原因の一つになります。
実際、糖尿病の人の筋肉量は健常人よりもかなり低下しています。
昔は糖尿病のことを筋肉衰弱症候群と呼んでいたのです(『糖尿病は砂糖で治す』『糖総集編』DVD)。
糖尿病の原因は高血糖ではなく、プーファであることを再確認できましたね(^_-)-☆。