先日に最新の解析(メタ解析)で、オメガ3は心臓疾患の死亡率を低下させないことをお伝えしました。
今回、さらに最新のオメガ3に関する人体実験の大規模(総数25,871人)な臨床結果(二重盲検ランダム化試験)が報告されました(N Engl J Med. 2018 Nov 10)。
対象は米国の50歳以上の男性および55歳以上の女性。
中央値が5.3年の経過観察です(5年もオメガ3を飲まされたのですね・・・・涙)。
その結果は・・・・
オメガ3のサプリメントは心臓血管疾患およびガンを予防する効果はありませんでした。
女性ではオメガ3のサプリメントによって、ガンの発症が上昇していました(統計学的には有意ではなかったようですが・・・)
実はこの研究では、オメガ3と一緒にビタミンD(抗炎症・ガン作用がある)も投与しています。
オメガ3はビタミンDの作用をブロックするので、ビタミンDの心臓血管疾患およびガン予防効果を打ち消してしまいます。
その作用より、オメガ3そのものの危険性があります。
長期的には心臓血管疾患やガンを増加させるのは間違いありません(『続・プーファフリーであなたはよみがえる、オメガ3の真実』DVD)。
まだ現代医学はここまで来ていませんが、少なくともオメガ3のサプリメントが健康効果があるという喧伝は明確に否定されました(^_-)-☆。
フィッシュオイルの長期摂取で心身がボロボロになった実体験からも、青魚から油だけを搾り取るという不自然さ(もちろん種子から油だけを搾りとるという不自然さにも)に早く気づいてほしいと願っています(^_-)-☆。