マニキュア,点滴のライン、ヘアスプレー、食品包装材やビニール製の床材など現代の消費材にあまねく使用されている化学物質。
フタル酸というエストロゲン物質です。
フタル酸は空気中や飲料水からも検出されています。
ほとんどの現代人が暴露しているといって過言ではないでしょう。
フタル酸の妊婦への影響は、基礎医学の生理学でお伝えしてきましたが、最新の研究で、子供の脳に影響を与えて、言語発達を遅らせることが報告されています(JAMA pediatrics. 2018 Oct 29)。
この研究で興味深い知見は、妊婦がフタル酸に暴露したときには、血液中のテストステロン濃度が低下したということです(テストステロンを男性ホルモンという呼び方は不適切です(^^♪)。
テストステロンは私が保護ホルモンと総称している健康の場を創るホルモンです。
筋肉増強作用にみられるように栄養素を取り入れて、細胞~体を作るのに必須のホルモンです。
妊婦のテストステロンの低下によって、胎児の脳の発達が遅れたということですね。
ちなみにフタル酸は、テストステロンと反対の働きをするエストロゲン物質です。
エストロゲン作用によって、テストステロン(保護ホルモン)合成がブロックされたということ。
これはすばりエストロゲンがプーファを血液中に遊離させる作用(リポリシス)があるからです(病気の場を作る物質、シックネス・サブスタンスは繋がっています(#^.^#))。
今回の研究結果をふまえてフタル酸(エストロゲン)の影響をよく調べると、『新免疫革命』でもお伝えしたチャクラが第1~第7まですべてやられることに気づきます。
フタル酸と同じ作用をするものに、ビスフェノールA, パラベン、トリクロサン、PCBなどがあります。
現代社会の消費材には、このような健康を害する化学物質が満載です。
健康の場を維持するには、消費材は自然の中で分解されるものに変えていく必要がありますね(^_-)-☆。
マスを対象とした資本主義社会は、もう持続不可能な時代に入ったと思います。